IRISが資金調達
2022-03-25 11:00:13
LGBTsに優しい住まいを提供するIRISが資金調達成功
LGBTsに優しい居住空間を提供するIRISの新たな第一歩
LGBTs不動産サービスを手掛ける「IRIS」が、新たに4,000万円の資金をKIBOW社会投資ファンドから調達しました。この資金調達は、LGBTsを対象とした居住支援サービスを拡大するためのものです。IRISは、当事者が安心して住まいを探せる環境を整えることを目指しています。
IRISの提供するサービス
IRISは、同性カップルやLGBTsの方々が賃貸住まいを探す際、申し込みや審査の段階での排除をなくすための不動産仲介サービスを中心に展開しています。現在までに、5,000件以上のお部屋を紹介してきた実績があります。
単なる物件紹介に留まらず、当事者のライフプランニングやパートナーローンの相談も受けており、生活全般に寄り添う充実したサポートを提供しています。また、不動産業界全体での理解促進を図るため、不動産会社向けの研修や啓発活動も行っています。
今回の資金の目的
調達した資金は主に三つの項目に使われる予定です。まず一つ目は、店舗エリアの拡大です。地域に根付いたサービスを提供することで、多くの方々にIRISの存在を知ってもらうことを狙っています。
次にメディアの規模と機能の拡充により、当事者とのリレーションを強化する計画です。IRISは日々の生活に寄り添う情報を発信し、コミュニティとのつながりをより深めていく方針です。
最後に、顧客体験を向上させるためのデジタル化(DX化)を進めていく予定です。これにより、よりスムーズで便利なサービスを提供できるようになることが期待されています。
新たな体制がスタート
また、IRISは新たに社外取締役として田辺貴久氏を迎えました。田辺氏は在職中にSUUMOマガジン編集長を務め、現在は釧路市ビジネスサポートセンターの副所長として地域貢献に取り組んでいます。IRISの経営に参画することで、新たな視点が加わることでしょう。
代表取締役の須藤啓光氏は、宮城県生まれで不動産業界に深い知識を持ちながら、ラジオMCや講演活動など多岐にわたって活躍中です。一方、COOの石野大地氏もデザインやWEBマーケティングの経験を活かし、IRISのブランディングやプロモーションを担っています。
KIBOWプロジェクトとの連携
資金を提供するKIBOWプロジェクトは、東日本大震災の復興支援から始まり、「希望」と「虹」をモチーフに、様々な社会起業家に投資を行っている団体です。IRISは、LGBTsの生活を支えるためのサービスを展開する中で、KIBOWの理念とも深く共鳴していると言えます。
今後、IRISがどのように事業を拡大し、LGBTsの住まい環境を改善していくのか、その動向に注目が集まります。彼らの挑戦が、さらなる社会変革をもたらすことを期待したいです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社IRIS
- 住所
- 東京都新宿区西新宿6-12-7 ストーク新宿1F-B12
- 電話番号
-
03-4400-2690