古野電気が特権ID管理を強化
古野電気株式会社は、特権ID管理の強化を目指し、特権ID管理ソリューション「Secret Server」を導入したことを発表しました。この取り組みは、国内初のSAPシステムへの適用事例となります。特権IDの管理を確実に行うための施策として、多くの企業が注目している方法です。
導入の背景
古野電気は、社内の全システムやSAP環境の運用において、高権限IDの操作履歴管理が課題であることを認識していました。特に、重要なサーバーに対する誤操作を防ぎ、迅速にリカバリーできる体制を整えることが求められています。また、高権限操作に関する監査対応の質を向上させる必要もあったため、特権ID管理ソリューションの選定に至ったのです。
Secret Serverの導入内容
アイ・アイ・エムが提供するSecret Serverは、特権IDの集中管理、アクセス制御、操作ログ取得をはじめとする機能により、企業内のセキュリティを強化します。今回の導入にあたっては、特にSAP運用業務における高権限IDの整理と、操作ログの取得体制の構築が行われました。その結果、監査法人への説明でも「高権限操作の記録が適切に行われている」と評価され、監査対応の質の向上にも寄与しています。
COMPUS 2025での発表
このプロジェクトの詳細は、2025年10月17日に開催されるアイ・アイ・エムのユーザー総会「COMPUS 2025」にて、古野電気から発表される予定です。この機会に、SAP環境における特権ID管理に関する課題や、Secret Serverの導入を通じた具体的な成果について、参加者と情報共有が行われることが期待されています。
アイ・アイ・エムの支援
今後、アイ・アイ・エムはパートナー製品の特性を最大限に活かし、顧客のシステム運用の安定性をサポートするために、知見やノウハウの提供に努めていきます。企業のセキュリティはますます重要視される中、特権ID管理の強化は欠かせない取り組みと言えるでしょう。
Secret Serverについて
Secret Serverは、米国Delinea社が提供するエンタープライズ向け特権アクセス管理(PAM)ソリューションです。他の環境と併せて、特権IDや特権アカウントを一元的に管理・保護するための機能を備えています。システムのセキュリティ強化を実現するための強力なツールです。
詳しくは、
こちらをご覧ください。
COMPUS 2025について
COMPUS 2025は、アイ・アイ・エムのユーザー会を基盤としたコンピュータ・パフォーマンス研究会です。キャパシティ管理やパフォーマンス管理に関する研究活動を行い、会員同士の意見交換や知識の向上を目的としつつ、会員の親睦を深める場となっています。開催日は2025年10月17日(金)、会場はJPタワーホール&カンファレンスで、参加は無料(事前登録制)です。特設ページは2025年8月に公開予定です。
お問い合わせ先
本件についてのお問い合わせは、株式会社アイ・アイ・エム コーポレートコミュニケーション部までお願いいたします。