マクニカの太陽電池実証
2025-09-05 16:12:16

苛烈な環境でも実証開始!マクニカの革新的ペロブスカイト太陽電池

マクニカ、太陽電池の新たな挑戦



株式会社マクニカが、発電効率を向上させたペロブスカイト太陽電池(PSC)を用いた実証事業をスタートさせました。今回の試みは、日本の横浜市で行われ、極めて厳しい環境条件下でもその性能を検証することを目的としています。

実証の目的と背景


この実証事業は、環境省の「地域共創・セクター横断型カーボンニュートラル技術開発・実証事業」において、苛烈環境でのPSCの活用に関する技術開発が採択されたものです。2023年度から始まったこのプログラムは、全体で3年間にわたる予定で、最終年度にあたる今年、具体的な成果が期待されています。サポートを受けている桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授を中心に、マクニカおよび他の企業も連携し、次世代の再生可能エネルギー技術の実現に向けて取り組んでいます。

実証の詳細


今回の実証では、ペロブスカイト太陽電池ユニットを「横浜港大さん橋」とオフィスビルの2か所に設置し、苛烈環境と通常環境での耐久性や発電対応力を比較。具体的には、2024年度にわたって新技術を用いた72枚のPSCユニットを設置し、実際の稼働状況をモニタリングします。今回は、特に重耐塩環境下での発電能力と、IoT機器との統合も含めた運用が計画されています。

特に、新しい接着工法を採用したこのPSCユニットは、重耐塩環境においても安定した発電量を実現することを目指しており、2025年度にはより多くのユニットを導入し、昨年度よりも効率の良い発電を図ります。計画では、横浜港大さん橋デッキ上に新たに設置するPSCユニットの数が増えることで、発電量の向上が期待されています。

マクニカの環境への取り組み


マクニカは、半導体の販売だけでなく、環境問題に取り組む多面的なアプローチを取っています。具体的には、「エネルギーマネジメント」「省エネマネジメント」「資源循環マネジメント」「環境ライフマネジメント」といった4つの事業を通じて、持続可能な社会の実現を目指しています。

このように、最新技術を駆使しながら環境への負担を軽減していくマクニカの取り組みは、地球規模でのカーボンニュートラルの実現に寄与することでしょう。

未来への展望


今回の実証事業を通じて、マクニカの技術がどのように進化し、持続可能な未来に貢献できるかが注目されます。新しい太陽電池技術によるエネルギーが、全世界の環境問題の解決に向けた一助となることを期待しています。今後の進捗が楽しみです。


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会社情報

会社名
株式会社マクニカ
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