沖縄・名護市で始まる民間発のまちづくりプロジェクト「coconova」

沖縄・名護市で始まる民間主導のまちづくりプロジェクト

新しい社会の在り方が模索される中、私たちは沖縄県名護市にて地域共創型の新プロジェクト「coconova」を立ち上げました。このプロジェクトは、都市圏中心の最新の社会構造や資本経済に依存しない、持続可能な地域生成を目指しています。地方のまちづくりを民間主体でリードすることにより、地域の未来を切り拓こうとしています。

「coconova」は、共有空間として開かれた公園のようなコミュニティ・パークを通じて、地元住民と遊び、学び、つながりを育む場所を提供します。このプロジェクトは、参加者の多様性と流動性を尊重し、地域社会の絆を深めることを目指しています。現在、このファシリティの開業に向けて、関係者との連携を強化し、プロトタイピングやワークショップを行いながら着実に準備を進めています。

また、沖縄県石垣島でも、体験型のウェルビーイングホテル「巡 HOTEL」を11月にオープン予定です。このホテルでは、旅と暮らしの循環をテーマにし、島の自然や文化を尊重しながら、訪れた人々に独自の体験を提供します。実際の生活がもたらす息遣いを感じ、大自然の中で時間を過ごす体験ができる施設となるでしょう。

coconovaの背景とビジョン

「coconova」は、地域共創のコンセプトに基づいて設計されています。沖縄の美しい自然の中で、地域住民と共に新たな形の「場」として愛され続けることを目指しています。この取り組みが他の地域でも広がり、全国的に新しい形の地域づくりが実現されることが期待されています。
ただの公園ではなく、参加者の意見やニーズを反映した活動が行われることで、持続可能な地域生成が促進されるのです。

現在、RiskTaker社と共に進めているこのプロジェクトは、新たな社会の枠組みを構築するための重要なステップとなるでしょう。RiskTakerは、コミュニティの中から新しいアイデアや優れた事業家を輩出することに期待を寄せています。その中で、彼らの経験を活かしながら新たな価値を創出していくことが求められます。

代表メンバーのプロフィール

「coconova」と「巡 HOTEL」は株式会社Social Designが推進しています。代表取締役である北野勇樹氏は、世界を旅した後、沖縄に移住し、事業を展開しています。約50カ国を巡る中で地域の持つ可能性を学び、地域づくりに取り組む姿勢を貫いてきました。

一方、加納佑樹氏はアジアで数々の建築プロジェクトに携わった経験を持ち、都市の新しい形を模索し続けています。彼らのリーダーシップのもと、このプロジェクトが成長し、成果を上げていくことに期待が寄せられています。

最後に

「coconova」と「巡 HOTEL」などのプロジェクトを通じて、沖縄のコンセプトがどのように国内外の人々に影響を与えるのか、また地域社会に与える変化を見届けることがひとつの楽しみです。今後、日本の地域づくりにおける新しいモデルとなることを期待しながら、これらの取り組みを見守っていきたいと思います。