景観と保育の新提案
2025-12-03 11:27:46

豊橋創造大学生が保育園で行う「景観×保育」の新しい試み

全国でも珍しい試み:豊橋創造大学の取り組み



豊橋市では、注目すべき独自の教育プログラムが始まります。これは、地元の大学である豊橋創造大学と保育園が連携し、幼い子どもたちとその園児たちに地域の景観の魅力を体験させるという画期的な活動です。本プログラムは、令和5年度からスタートし、豊橋に暮らす子どもたちが、自分たちの住む街の景色や文化、歴史に触れる機会を提供し、地元への愛着心を育てることを目的としています。

地域景観と保育の融合


この活動の核となるのは、『景観×保育』というテーマ。豊橋創造大学では、保育士や幼稚園教諭を目指す学生に対し、豊橋市の美しい景観に関する講義を行い、それを基に園児が楽しめるアクティビティを考えるワークショップを開催しています。今後、2025年12月には、豊橋市内の二つの公立保育園、くるみ保育園と牛川東保育園で、学生たちが考案したプログラムが実施される予定です。

園児に身近に感じてもらうための工夫


というのも、この活動には、園児たちが景観に親しみながら遊ぶことができる工夫が盛り込まれています。くるみ保育園では、豊橋の景観をテーマにした「かるた」の制作とその遊びを通して、地域を身近に感じる時間を提供します。一方、牛川東保育園では、子供たちが自然の景観に触れることができるアクティビティを実施します。これらのプログラムは、学生たちの提案を元に、各保育園が自園の特色に合った形で実施されることになります。

学生の学びと成長の場


本取り組みは、学生にとっても大変意義深いものです。豊橋創造大学の学生たちは、1年生の際に豊橋の景観について学び、2年生でその知識を活かし実際のアクティビティを考案する機会を得ます。また、豊橋市以外出身の学生もおり、地域について深く学ぶ絶好の機会となるでしょう。学生たちは、実際に子どもたちと関わることで、保育の楽しさを感じ、将来的に保育士としての自分の姿を描く手助けとなります。

子どもたちへの未来への架け橋


このプログラムは、単に仕事を体験する場としてだけでなく、地域への愛着心を育む大切さも伝えています。子どもたちが豊橋の美しい景観に親しむことで、やがて中学生や高校生、ひいては大人になったときに、地元への誇りや愛着が育まれ、まちづくりに貢献する人材となることが期待されています。

豊橋の景観を未来に繋げる


豊橋市では、景観の重要性を認識した政策が進められており、保育園でのこうした学びの場が広がることで、次世代の素晴らしい市民が育つ土壌が形成されるでしょう。さらに、保育士などの職業への理解を深めることで、未来の保育士不足を解消する手助けにもつながります。この取り組みを通じて、地域に根ざした愛着心を持つ子どもたちが、未来の豊橋を一緒に築いていくことができるのです。

今回の取り組みを機に、豊橋の素晴らしい景観をより多くの人に知ってもらい、次世代に伝えていく流れが生まれることを期待しています。


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会社情報

会社名
豊橋市
住所
愛知県豊橋市今橋町1番地 
電話番号
0532-51-2111

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