電通グループとRobloxが共催するゲーム制作ワークショップが注目を集める

株式会社電通グループは、世界で人気のUGCゲームプラットフォーム「Roblox」を利用した実践型ゲーム制作ワークショップを行いました。このワークショップは、高校生に向けたもので、若きクリエイターたちが自らの手でゲームを開発し、ゲーム制作の楽しさと可能性を体験する機会を提供することを目的としています。具体的には、東京都港区に本社を置く電通グループと、GeekOut株式会社が協力し、学校法人角川ドワンゴ学園が運営するN高等学校・S高等学校・R高等学校の選抜された生徒13名を対象に、2025年8月4日から7日までの4日間にわたり開催されました。

このプログラムのメインは、「Roblox Studio」の開発ツールを使ってのゲーム制作です。生徒たちは、プロの開発者から指導を受けながら、自らのアイデアをもとにオリジナルのゲームを企画し、実際に制作しました。ワークショップの中で、参加者は技術的なスキルだけでなく、クリエイティブな発想力を磨くことができ、ゲーム作りの奥深さを体感しました。

ワークショップの開催に合わせて、電通グループは高校生から20代のプログラミング経験者を対象にした意識調査を実施。ここでは、プログラミング教育に関する様々な課題が明らかになりました。その中で、実に8割の参加者がプログラミングの実用性に懐疑的なイメージを持っているという結果が出ました。このことは、今後のプログラミング教育において、実践的な体験を重視する必要性を示しています。

調査によると、「実際に作る・試す」機会が増えることが望まれている一方で、特にゲーム制作などを通じた楽しい学びが若年層の探求心を引き出す鍵となっていることも分かりました。また、70%以上の参加者がゲーム制作の経験が進路選択に影響を与えたと回答しており、実際の制作体験が将来的なキャリアの形成に重要な役割を果たしていることが伺えます。

ワークショップでは、海外のクリエイターからの指導を受けつつ、参加者は多様なアイデアを形にする過程を学びました。最終日は、生徒たちが自ら制作したゲームをプレゼンテーションし、その中には創意工夫を凝らした作品が多く見られました。講師陣は、生徒たちの独創的な発想を賞賛し、彼らが次世代のクリエイターとして成長する機会を与えていました。

電通グループは、この「House of Creators」プロジェクトを通じて、今後もクリエイター育成の枠組みを進化させ、つながりを深めていく意向を示しています。特に、地方の学校や通信制高校へのプログラム展開を進めることで、地域における新たな学びの機会を創出し、多くのZ世代がクリエイティブなキャリアを追求できる環境を整えることを目指しています。

このような取り組みを通じ、電通グループは次世代のクリエイター育成に寄与し、プログラミング教育の重要性を広めていくことでしょう。興味ある方は、電通のリリースをご確認の上、今後の活動にも注目してみてください。