次世代職人を育成する豊岡の鞄づくり専門学校が受講生を募集中

豊岡市の職人育成学校「Toyooka KABAN Artisan School」

豊岡市は、日本の伝統的な鞄づくりの町として名高い地域です。市の基幹産業であるこの技術を次世代に引き継ぐために、豊岡まちづくり株式会社が運営する「Toyooka KABAN Artisan School」があります。2026年度の受講生募集が始まったこの学校では、実践的なカリキュラムを通じて、鞄づくりのプロフェッショナルを目指すことができます。

実践重視のカリキュラム

この学校では、日本の美しいモノづくりの精神と技術を継承することを教育理念にしています。カリキュラムは、ミシンの基礎から始まり、CAD演習、布鞄や皮革鞄の製作、さらにはオリジナル鞄の制作に至るまで、多岐にわたります。さらに、原価計算や商品企画など、実際のビジネスに即した知識も身につけることができます。

また、工場見学や合同企業説明会、インターンシップなど、業界との連携を深める機会が豊富に用意されています。これによって、受講生は実際の現場の雰囲気を感じながら、即戦力となるための経験を積むことが可能です。

設備が充実した教室

学校では、「平ミシン」が生徒一人ひとり分用意されているため、各自が自分のミシンを1年間使える環境が整っています。待ち時間なく効率よく作業ができるのは大きなメリットです。また、鞄製作に必要な様々な素材が取り揃えられており、幅広い製品を制作することが可能です。具体的な設備としては、作業台10台、平ミシン10台、腕ミシン3台、ポストミシン1台、ロックミシン1台、部分漉き機2台、さらに鞄用のCADが4台設置されています。

多様なキャリアパスの支援

この学校を卒業すると、豊岡に所在する鞄製造企業への就職だけでなく、フリーランスとして活動する卒業生も数多くいます。これは、学校が提供する質の高い教育と、卒業後の進路に対するサポート体制の賜物だと言えるでしょう。卒業生の中には、自らブランドを立ち上げて活躍する人もいます。

地域との連携で安心の学び

豊岡まちづくり株式会社が運営するこの学校は、を出資する第三セクターとして、地域社会との連携に力を入れています。地域の産業振興に貢献するという強い意志のもと、受講生は安心して学業に専念できる環境が整えられています。

情熱ある人材を求む

豊岡の鞄づくりに情熱を持ち、この技術をより良くしたい方は、経験の有無にかかわらず大歓迎です。「Toyooka KABAN Artisan School」では、未経験からでもプロの職人を目指すことができ、受講生の夢の実現を支援する体制が整っています。

受講生募集の詳細やオープンキャンパスの情報については、公式ウェブサイトで随時更新されます。