農業と福祉の新たな融合「ノウフク商品」販売イベント
2024年1月17日(金)、東京の羽田空港第3ターミナル4階に位置する「Edo食賓館(時代館)」で、農業と福祉の連携をテーマにした販売イベント「HANEDAノウフク・ショップ」が始まりました。このイベントでは、地域で生産された多様な商品が集結し、特に障害者が関与した商品に焦点を当てています。
ノウフク商品の概要
「ノウフク商品」とは、環境や社会に配慮しながら作られ、障害者が生産に関与した食品や植物などを指します。この販売イベントでは、バイヤーによって厳選された25以上の生産者からの約60点のアイテムがラインナップされ、多種類の茶製品、和菓子、梅干し、佃煮、ハーブティー、ワイン、ジュース、ジャム、洋菓子、レトルト食品などが取り扱われます。
このイベントは、地域の多様な人々の協力により生まれたもので、空港という特別な場で「ノウフク」ブランドを全面に出した企画は、全国的にも初の試みとなります。
ノウフクの理念
農業と福祉の連携、いわゆる「ノウフク」とは、障害者が農業の現場で自信や生きがいを持ちながら社会に参画するための取り組みです。特に、2019年に制定された「ノウフクJAS」は、障害者が関与して生産される食品の基準を明確にし、その品質や製造過程の透明性を保障しています。一般的な農業規格にに比べ、「単一性」よりも「多様性」に価値を認めるこの規格は、新たな社会的価値の創出を目指しています。
・ノウフクJASの具体的な特徴
- 生産される食品は、障害者が手掛けることに重きを置く
- 働く人々の多様性を評価し、それをブランドの核に据える
特に、この「ノウフク」ブランドがターゲットにしているのは、消費者にこの取り組みの意義を知ってもらい、商品を通じてその価値を共有することです。
イベント詳細
この特別な販売イベントは、2024年1月17日から開始し、出店期間は未定です。営業時間は朝6時30分から夜10時まで、羽田空港第3ターミナルの4階に位置するEdo食賓館で行われています。このほかにも様々な商品が取り扱われる予定で、商品の入れ替えも行われる可能性がありますので、その点も楽しみにしていてください。
販売イベントを通じて、農業と福祉がどのように結びつき、地域社会に新たな価値をもたらすのか。皆さんもぜひこの機会に羽田空港を訪れ、多様なノウフク商品の魅力を体験してみてはいかがでしょうか。
プロジェクトに賛同した企業
本イベントは、日本空港ビルデング株式会社の協力を得て実現したもので、彼らもまたノウフクの理念に賛同し、地域活性化に向けた取り組みに積極的です。
お問い合わせ先
ノウフクJASに関する詳細は、以下のリンクをご覧ください:
羽田空港での新しい試みにぜひ参加し、社会的な価値を共に学んでいきましょう。