道頓堀の金龍ラーメン、龍が姿を消す!
大阪、道頓堀。その名が全国に知れ渡る理由の一つは、あの堂々たる立体看板の「龍」でしょう。この看板が2023年12月19日、ついに撤去されました。金龍ラーメン相合橋本店のシンボルが消えるとは、街の風景が一変する瞬間を目の当たりにした多くの人々が少なからず驚きを隠せなかったことでしょう。
この看板の撤去に先立ち、金龍製麺株式会社は相合橋本店の新しい建て替えリニューアルプロジェクトを発表しました。建物の老朽化に伴う休業を経て、2027年秋には新しい店舗が登場する予定です。約40年の営業に幕を下ろす決断でしたが、これまでの金龍ブランドを大切にしつつ次代に合った新しい店舗のデザインやコンセプトに期待が高まります。
立体看板撤去の裏側
撤去された龍の立体看板を追いかけるように、店の外壁には特別なシートが登場しました。このシートには、「龍が忽然と姿を消して、穴だけが残された様子」がリアルに再現されています。製作を手がけたのは、国内トップシェアのブルーシートメーカー、萩原工業株式会社です。このシートは最大縦幅5メートル、横幅14メートルに及ぶ防炎シートで、高品質なUV印刷が施されています。多くのファンがこのシートを見ることで、過去の金龍ラーメンへの想いを新たにします。
金龍ラーメン相合橋本店とは
金龍ラーメン相合橋本店は1984年に営業を開始。豚骨と鶏ガラからとったスープに、チャーシュー、さらにニラキムチと白菜キムチが食べ放題のスタイルで、今も多くのラーメンファンから支持されています。2011年には立体看板の設置が行われ、道頓堀の顔となりました。
老朽化とは言え、これまでの歴史を振り返れば、金龍ラーメンは常にこの地で変わらぬ美味しさを提供してきました。2024年4月からの休業を経て、2027年に新しい姿へと生まれ変わることにより、また新たな伝説が始まります。
新店舗に期待すること
新しくオープンする店舗のデザインやコンセプトは未定ですが、経営陣は「暖簾を大切にしながらも、時代に即した店舗作り」を進めています。今後の情報に注目が集まる中で、多くのファンがその動向を見守っています。冬の寒い時期には、道頓堀周辺の他店舗も訪れるのも良いでしょう。温かなラーメンに舌鼓を打ちながら、金龍ラーメンの新たな展開を感じ取ってみてください。
来る2027年の新しい金龍ラーメンがどんな姿になるのか、今からとても楽しみです。