地下水保全のための田植え活動が実施されました
6月7日、NOK株式会社の熊本事業場から社員とその家族55人が集まり、熊本県大津町で「水田オーナー制度」に基づいた田植え作業を行いました。これは、地域の地下水を保全するための重要な取り組みの一環です。
地下水を育む「水田オーナー制度」
「あらかじめ」2019年からこの制度に参加しているNOK熊本事業場は、熊本県内の水田を持つ生産者と連携し、米作りに直接関与することで地下水を育む役割を担っています。この活動は、水田を守り、雨水が地下に浸透することを促し、地下水の蓄積を助けます。具体的には、今年の田植えに参加した社員たちは、737㎡の水田で米作りを体験しました。
毎年行われる田植えの後には、秋に稲刈りを行い、収穫したお米は地域のフードバンクに寄付されます。これにより、地域の食支援活動にも寄与し、地下水保全だけでなく地域社会への貢献も果たしています。
田植えの日の様子
当日は晴天に恵まれ、参加者たちは初夏の心地よい風の中、水田に入っていきました。くまもと地下水財団の関係者による開会式では、地下水を育む田植えの重要性についての話があり、参加者たちはその意義を理解しながら作業に取り組みました。
苗の扱い方を学んだ後、家族連れや初参加の子どもたちが生産者の指導を受けつつ、丁寧に苗を植えていきました。普段のデスクワークとは異なる、泥と自然に触れる体験が参加者には新鮮に感じられたようです。作業終了後には、整然と並んだ青々とした苗を見て、作物の成長への期待が見えました。
参加者の声
今回の田植えに参加した社員からはたくさんの感動的なコメントが寄せられました。
- - 「息子と一緒に田植えをしながら、お米がどのように作られるのかを学ぶことができた。この体験はとても意義深い。」
- - 「泥の感触や香りは懐かしく、とてもリフレッシュできました。今後もこの活動に参加し続けたい。」
- - 「苗を丁寧に植える作業に没頭することで、自然とのふれあいを感じました。地下水の重要性を実感できた。」
地域の地下水を守る活動
NOK熊本事業場は、地下水を利用して製品を生産しているため、地域の水資源保護に取り組む責任があります。これまでにも行政や民間団体と協力し、環境保全活動を促進してきました。特に、フードバンクへのお米の寄付や清掃活動などを通じて、地域貢献に力を入れています。このような活動を通じて、熊本の豊かな水資源と農業文化を守っていくとのことです。
まとめ
地域の子どもたちと共に行う田植えを通じて、地下水の重要性を実感し、未来に向けた環境保全活動の一端を担うNOK熊本事業場。その取り組みは、単なる農作業にとどまらず、地域社会におけるさらなるつながりと理解を深める貴重なアクティビティとなっています。これからも、地下水を守る活動に力を入れていくことでしょう。