CURIO Q1 - 新しい選択肢の登場
株式会社キュリオが誇る、新たな4輪パーソナルモビリティ「CURIO Q1」が、2025年10月29日から開催されるJapan Mobility Show 2025でお披露目される。自転車とも車とも異なる新たな電動モビリティとして、免許返納後でも安心して乗れる選択肢を提供することを目的として開発されています。
開発の背景
本プロジェクトは、2023年に地方都市での高齢者の移動課題を解決するために始動。高齢者でも安心・安全に乗れるモビリティの開発を目指し、名古屋の大手自動車部品メーカー豊田合成株式会社の技術支援のもとで進められています。
これまでに試作車が複数回製造され、それぞれのフィードバックを元に改善が行われました。特にハンドル設計においては、直感的な操作が可能なオリジナル設計が施され、乗車のしやすさが向上しています。また、実際の高齢者による試乗を通じて、ユーザーのニーズを反映させる努力も重ねられています。
「CURIO Q1」の特徴
CURIO Q1の設計には、多とう用シーンを考慮した特徴が数多く備わっています。以下の5つが主な特長です。
1.
免許不要と安定性: 特定小型原動機付自転車として、免許なしで運転可能。4輪構造により高い安定性を実現しており、歩道走行モードにも対応しています。
2.
直感的な操作ハンドル: アクセルとブレーキを手元に配置し、簡単に操作できる設計。これにより、クルマさながらの運転体験が得られます。
3.
多用途のコンパクトサイズ: 荷物を運ぶための十分なスペースを確保しつつ、狭い場所でも扱いやすいサイズを実現しています。観光地やビジネスシーンでも活用可能です。
4.
OEM・ODM可能なプラットフォーム: 自動運転技術や外装を開発する企業への供給も視野に入れており、自由なカスタマイズが可能です。
5.
高い経済性: 家庭用100Vで充電ができ、充電回数に対して走行距離のコストが抑えられています。例えば、電気代は約120円で50km走行可能です。
幅広い利用シーン
CURIO Q1は、個人から法人まで様々なシーンでの利用が期待されています。例えば、免許を返納した高齢者向けの移動支援や観光地での外国人旅行者向けレンタル、都市部での宅配サービスやゴルフ場での一人乗りカートとしての活用が挙げられます。特に、都市部や離島での小口配送にも適した特性を持っています。
未来へ向けた展開
「CURIO Q1」は、2025年10月29日よりTokyo Big Sightで初めてその姿を見せる。この展示を通じて、パートナー企業の募集や、投資家との商談を行いながら、2026年夏からの市場投入に向けて準備を進める予定です。新たな生活様式を支える交通手段として、CURIO Q1は多くの人々に役立つことを目指しています。
代表者のコメント
株式会社キュリオの高橋陽介代表取締役は、「さらに広範囲に対応できる移動手段のニーズに応えるため、本プロジェクトが始まりました。環境に配慮しながら、より多くの人々に『自分の足で動く喜び』を届けることが私たちの目指す未来です」と語る。
今後の展開に期待が高まるCURIO Q1。近距離移動の新しいスタンダードとなることを願うばかりです。