叡啓大学で開催された平田オリザ氏によるワークショップ
2023年5月16日、叡啓大学にて青森県立美術館館長でもある平田オリザ氏を講師に迎え、1年生向けの「コミュニケーションに向き合う」ワークショップが行われました。このワークショップでは、演劇的手法を用い、参加者がコミュニケーション力やその本質について考える機会が提供されました。
目的と意義
このプログラムの目的は2つがあります。一つは、様々な智の枠組みに不可欠なコミュニケーションと表現への理解を深めること、もう一つは、学年の仲間同士の交流を促進することです。参加者たちは、身体を使ったアクティビティを通じて互いの信頼を深めるとともに、言葉のみならず身体表現も包括したコミュニケーションを学びました。
身体を使ったワークショップ
ワークショップは、まず参加者が指定された条件に基づいてグループを作り出すゲームから始まりました。例えば、「眼鏡かマスクをしている人を含む4人のグループを作る」といった条件によって、参加者たちは言葉を使ってグループの形成を試みます。この過程では、全員が条件を満たすように意見をすり合わせることが求められ、全体を見渡す力も試されました。
次に、背中合わせで立ち上がり、パートナーの動きを協調するエクササイズを行いました。この活動では、コミュニケーションを通じて身体の使い方を調整し、相手との信頼関係を築くことが重要であることが体験されます。
カードを使ったコミュニケーションゲーム
休憩を挟んだ後、参加者はカードに記された数字をもとに、自分が思い浮かべた物の大きさを他者に伝えるというゲームに挑戦しました。これはただ数字を伝えるだけでなく、自分のイメージをどのように表現するか、そして相手がどのようにその意図を理解するかが大きなテーマとなりました。
コミュニケーションの背景を考える
ワークショップの締めくくりには、異なる価値観や文化を持つ相手とのコミュニケーションデザインについて考察されました。平田氏は、文脈を理解することの大切さや、相手の気持ちを読み取る難しさについて具体例を挙げながら説明しました。コミュニケーションの中で誤解が生じた際には、これを修正しながら相手との理解を深めることが必要であるとも強調しました。
結論
今回のワークショップは、参加者が相手の視点を理解するための想像力を高め、コミュニケーションにおけるずれを解消する力を養う良い機会となったことでしょう。平田先生から受け取ったメッセージを胸に、今後もコミュニケーションの質を向上させていってほしいと思います。
是非、叡啓大学のウェブサイトでさらなる活動情報をご確認ください:
叡啓大学公式サイト