感謝状を受賞したネパール・シナプス自立支援協会
2024年7月12日、特定非営利活動法人ネパール・シナプス自立支援協会が、駐日ネパール大使館で感謝状を授与される式典が開催されました。この受賞は、同協会が長年にわたりネパール国民やカトマンズ大学への支援活動を行ってきた功績が評価された結果です。
式典では、ドゥルガ バハドゥール スベディ駐日ネパール大使とカトマンズ大学のビム プラサド シュレスタ教授が出席し、当協会に対する感謝状が手渡されました。フォーデイズ株式会社の青木博信 海外事業部長も名代として出席し、「引き続きネパールとカトマンズ大学との良好な関係構築に鋭意努力します」と挨拶しました。
この日、7月9日には、カトマンズ大学の学生たちがフォーデイズ株式会社を訪問しました。彼らは日本語講座での学びを披露し、さまざまな言語や文化が交わる場となりました。
協会の活動の歩み
ネパール・シナプス自立支援協会は、2008年に設立され、以来ネパール国民の自立支援を目指して様々な活動を展開しています。特に、サランコット村における教育や職業訓練の提供が重要な役割を果たしています。
主な活動としては、2009年には「サランコット・フォーデイズワークトレーニングセンター」を設置し、識字教室やミシン講座の開催を通じて地域住民のスキル向上に貢献してきました。また、2012年にオープンした「サランコット・フォーデイズレストラン」は、職業訓練で得た技術を活用し、地元の生産物を用いた料理を提供し、経済的自立を支援しています。
2014年には現地NGOとして「ネパール・フォーデイズ自立支援協会」に活動を移管しました。2015年にはネパール大地震の影響を受けた地域への義援金を寄付し、2017年には倒壊した学校の再建と給食プログラムを開始しました。そして、2021年にはカトマンズ大学に日本語講座を設立し、奨学金制度を導入することで、国際的に活躍できる人材を育成する支援も行っています。
今後の展望
ネパール・シナプス自立支援協会は、今後もネパール国民やカトマンズ大学との連携を強化し、学生たちへのサポートを続けていく方針です。当協会はフォーデイズ株式会社とネパール政府観光局の支援により運営されており、地域の自立に向けた取り組みを一層推進していく考えです。
この感謝状授与は、協会の活動が評価された一方で、同時にさらなる責任と課題も感じさせる出来事となりました。これからもネパール・シナプス自立支援協会の活動に期待し、応援していきたいと思います。