フレートマンロジックスと関通、戦略的業務提携を締結
フレートマンロジックス株式会社(以下、フレートマンロジックス)が、株式会社関通(以下、関通)と戦略的な業務提携を結びました。この提携を通じて、国際調達を行う中小・中堅企業を支援し、日中間の物流を強化することを目的としています。
提携の背景
現在、国際物流は大きな変革を迎えつつあります。新型コロナウイルスの影響で国際輸送コストが急騰し、従来の運送ルートは不安定になっています。また、物流業界全体で人手不足が深刻化し、2024年問題も影響を及ぼしています。こうした環境下で、リソースが限られる中小企業は、物流の最適化やデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する必要があります。
この提携は、両社が持つ強みを活かし、法人顧客が安心して国際取引を行うための基盤を構築することを目的としています。
協業のポイント
提携の中核は、「W倉庫 × W専門性」です。フレートマンロジックスの国際輸送ネットワークと関通の倉庫拠点を統合し、以下の4つのポイントで協力を実現します。
1.
倉庫連携による一貫輸送: 日本国内の倉庫と中国国内の倉庫を接続し、在庫保管から通関、配送までワンストップで対応します。
2.
輸送機能の拡充: 海上輸送や航空輸送に対応し、FCL(コンテナ単位)やLCL(混載便)だけでなく国内配送にも柔軟に対応します。
3.
通関・貿易支援: 両国での通関手続きや書類業務を簡素化し、中小企業の負担を軽減します。
4.
DX推進: オーダー管理システムや電子書類を導入し、「見える化」と「属人化排除」に注力することで、持続可能な物流基盤を提供します。
対象顧客
本提携のサービスは、小規模事業者や中小企業、中堅企業を対象にしています。製造業、卸売業、小売業など、国際調達や輸入を行う多様な業種に向けて、高度な専門性を持つ物流サービスを提供します。これにより、専任の物流部門を持たない企業でも、効果的な国際物流を利用できるようになります。
中期目標
両社は今後5年間で、年に10万件の輸入貨物取り扱いを目指しています。単なるコスト削減ではなく、中小企業にとって使いやすく透明性のあるサービスを確立し、長期的な物流パートナーとしての地位を確立することが狙いです。
未来展望
さらなる展望として、両社は以下の取り組みを進めていきます。
- - 中国全土及び東南アジアの倉庫ネットワークの拡充。
- - 日本国内の顧客に対する直接配送スキームの強化。
- - 在庫可視化や自動化を実現する次世代物流管理システムの開発。
これにより、在庫の過剰や不足による機会損失を防ぎ、キャッシュフローを改善するとともに、人手不足を解消する支援を行います。物流を“単なるコスト”から“企業成長の推進力”に変えることを目指します。
会社情報
株式会社関通
- - 代表者: 達城久裕
- - 本社: 兵庫県尼崎市
- - 業種: 配送センター代行業務を中心とした物流サービス
ウェブサイト
フレートマンロジックス株式会社
- - 代表者: 辻󠄀本耕祐
- - 本社: 大阪府大阪市
- - 業種: 国際物流を一元管理するフォワーディングサービス
ウェブサイト
お問い合わせ先
フレートマンロジックス株式会社