職場の新しいアプローチ、センソリーインテリア
2025年5月6日から12日まで、大阪で開催される『大阪・関西万博』に、株式会社ピーエーエスが出展する『センソリーインテリア』が注目されています。このプロジェクトは、作業療法士の野村寿子氏によって開発されたもので、ストレス社会における心と身体の健康を重視した新しい職場環境のあり方を提案します。
センソリーインテリアの誕生背景
このセンソリーインテリアは、福祉・リハビリテーションの現場で40年以上にわたり活動してきた野村氏の経験に基づいています。彼女は、「障害者の困りごとの解決は、すべての人の快適につながる」という考えを持ち、リハビリテーションにおける心地よさを日常空間デザインに応用しました。この新しいアプローチは、無意識のうちにたまる職場でのストレスに対して有効であり、人々の心身を自然に整える環境を提供することを目指します。
万博での提案:センソリーオフィス
大阪・関西万博では、職場環境をターゲットにした『センソリーオフィス』の展示が行われます。このセンソリーオフィスでは、五感にアプローチし、心身を整える空間デザインが特徴です。具体的には、次の五感に着目しています:
1.
視覚: 光の色や柔らかさが、視線や気分に影響を与える
2.
聴覚: 環境音や静寂が、集中力を助ける
3.
触覚: 振動や質感が、身体の緊張をほぐす
4.
固有覚: 姿勢や体重バランスを整え、快適な座位を維持する
5.
嗅覚: 香りが安心感や快復感を引き出す
これらの多感覚の要素は、ネガティブな思考やストレスのサイクルを断ち切り、集中力や創造性、幸福感の向上に寄与すると期待されています。
展示されるプロダクト
展示内容には、以下のような製品が含まれています。
- - センソリータワー: 光、泡、振動、音が融合した多感覚インテリアタワー。
- - ファイバーライト BELL: 日本の伝統的なマクラメ編みと光の揺らぎを組み合わせたペンダントライト。
- - PINTOグラビティ: 身体の重みを心地よく支える三次元構造のロッキングチェア。
これらのプロダクトは、観覧者が実際に感覚に優しい環境が心身に与える影響を感じることができる貴重な機会を提供します。
企業情報と最後に
本展示は、リビングやオフィス、ホテル、病院、公共施設など、さまざまな空間に導入可能な点を強調しながら、すべての人にやさしいインテリアデザインを追求しています。『感覚が整えば、人はもっと元気になれる』というビジョンを掲げ、万博という国際舞台から福祉発のイノベーションを発信します。ぜひ、大阪・関西万博で新しいインテリアの形を体験してください。
お問い合わせ先
株式会社ピーエーエス
木島拓郎
大阪府箕面市小野原東1-3-21
TEL:072-727-0521
Mail:
[email protected]
HP:
https://www.pas21.com
2025年の大阪・関西万博で、センソリーインテリアの新しい魅力を体感し、心と身体により良い影響を与える方法を見つけていただければ幸いです。