埼玉県越谷市のすべての公立保育所(18か所)で、2024年8月から紙おむつのサブスクリプションサービス「手ぶら登園Ⓡ」が導入されることが決定しました。このサービスは、BABY JOB株式会社が提供しており、保護者の負担軽減と保育現場の業務効率化を目指しています。
これまで、保護者は毎日、紙おむつに子どもの名前を書き、5~6枚を保育所に持参する必要があり、子育てと仕事の両立に奮闘する保護者にとって大きな負担となっていました。また、保育所側も、紙おむつの個別管理に追われ、保育士の業務負担が増加していました。
「手ぶら登園Ⓡ」の導入により、保育所に直接紙おむつとおしりふきが届くため、保護者は紙おむつに名前を書く手間や、保育所へ持参する手間がなくなります。保育所にとっても、紙おむつの個別管理が不要となり、保育士は子どもと向き合う時間を増やすことができます。
8月・9月は無償サービス期間となり、期間中の費用はすべてBABY JOB株式会社が負担します。
「手ぶら登園Ⓡ」は、2019年7月にサービスを開始し、現在では5,200施設以上で導入されています。2020年には、日本サブスクリプションビジネス大賞のグランプリを受賞するなど、高い評価を得ています。
BABY JOB株式会社は、保育施設向けの紙おむつ定額制サービス「手ぶら登園Ⓡ」などを中心に、子育てに関する社会課題の解決に取り組んでいます。同社は、すべての人が子育てを楽しいと思える社会の実現を目指しています。
今回の越谷市の公立保育所への導入は、保護者と保育士双方にとって大きなメリットをもたらすことが期待されています。