母の日に関する2025年の調査結果
くふう生活者総合研究所が6,241名を対象に実施した「母の日」に関する調査から、今年の母の日の過ごし方や母親の本音が浮き彫りになりました。母の日が近づく中、どのような形で感謝を伝えたいと考えているのでしょうか。
調査の概要
2025年の「母の日」は5月11日。その日を迎えるにあたって、調査では約48.3%の人が「母親に何か行う予定」と答えています。具体的には、贈り物を考えている方が84.4%に達し、その中で最も多いのは「花束やアレンジメント」で58.4%という結果でした。まだ何をするか決めていない方も18.8%いましたが、多くの人が感謝の気持ちを伝える機会を持とうとしているようです。
母親の本音とは?
調査に参加した母親たちに、母の日に望むことを尋ねたところ、最も多かったのが「一緒に時間を過ごしたい」という意見で23.6%を占めています。「感謝の気持ちを伝えてほしい」(16.7%)や「贈り物が欲しい」(11.9%)という希望もある一方、約26.5%の回答者は「特に何もしてもらわなくてよい」と述べており、希望は多様です。
一緒に過ごしたい時間の過ごし方
「一緒に時間を過ごしたい」と考える母親たちが最も希望するのは「外食」で58.7%。日常とは違う特別な時間を楽しみたいとの思いが伺えます。その次に多かったのは「日帰り旅行」(25.4%)や「宿泊旅行」(18.3%)です。一方で、「一緒にいるだけでよい」との回答もあり、特別なデートでなくとも日常の静かな時間を重視する声も目立ちました。
母親たちが外食を望む理由としては、日常の家事や食事の準備から解放されることで、他愛ない話ができるのが魅力という意見が多く寄せられました。他にも、母と一緒に特別な思い出を作りたいとの声も聞かれました。
感謝の気持ちを伝えたいという思い
「感謝の気持ちを伝えてほしい」との希望も多く、言葉で伝えることの大切さを感じている母親が多いようです。「ありがとう」という一言がどれほど励みになるか、普段は当たり前にやっている家事への感謝を言葉にしてほしいとの意見が目立ちました。家事の負担が少しでも軽減されることを望む母親たちの本音がうかがえます。
贈り物に関する望み
贈り物を求める意見の結果では、やはり「花」が最も人気で37.3%を占めています。花の魅力は、自分では買わないものをもらう喜びと結びついており、特別感を実感させることが大きいようです。興味深いのは「マッサージ、エステ、食事など体験を贈りたい」という意見が18.5%を占め、物の贈り物に加え、体験を重視する傾向も見受けられました。
多忙な母親のニーズ
また、特に外で忙しい生活を送っている母親たちの中には「ひとりでゆっくりしたい」という思いも多く見られました。自分のペースで過ごす時間が欲しい、または子どもや家族から少し離れ、自分の趣味に没頭することを求めている母親の声も挙がっています。
無理のない過ごし方を求める意見
結果として、母親たちの中には「特に何もしてもらわなくてもよい」と答える人も多く、これは金銭的な負担をかけたくないという気持ちから来ているようです。とはいえ、愛情を込めた日常の感謝の気持ちが伝わればそれが一番の贈り物だと感じている方も多く、心のこもった言葉や思いを大切にしている様子が伺えます。
まとめ
これらの結果によって、2025年の母の日に何をしてあげるかの参考になる母親の本音が明らかになりました。モノよりも体験や気持ちを重視する母親たちの意見が多く、その中に潜む親心や感謝の告げ方は非常に多様だと言えます。この母の日には、ぜひそれぞれが大切な時間を使い、母親へ感謝を伝える機会を大切にしたいものです。