中高生向けの新刊『読書活動・探究学習を支援する学校図書館を活用した楽しい読書ワーク』
学事出版が新しく刊行した『読書活動・探究学習を支援する学校図書館を活用した楽しい読書ワーク』は、中高生の読書活動を応援するための一冊です。本書では、オフィスみちねこ代表でもあり、著書『読みたい心に火をつけろ!』の著者としても知られる木下通子先生が編著を務めており、14の楽しい読書ワークが収録されています。これは、学校図書館をさらに活用したいと考える教員や学校司書にとって、非常に有益な内容です。
読書離れが進む中高生に朗報
最近の全国学校図書館協議会の調査によると、児童生徒の読書状況において中高生の読書離れが目立っています。特に、中学生は2024年には4.1冊、高校生は1.7冊と、読書数が減少していることが示されています。このような背景を受け、本書は読書を苦手とする生徒でも楽しめるような工夫が凝らされています。
14の読書ワークを通じて楽しく学ぶ
本書に収録されているワークは、単なる読書促進を超え、図書館の使い方を学んだり、言葉の面白さを発見したりする内容も含まれています。具体的には、図書館の人狼やブックアートギャラリー、運命本ゲームなど多彩なアプローチを用意しており、各ワークは実施の際の所要時間や目的、場面描写、実際の生徒の発言等が詳しく記載されています。
また、授業などで使用できる便利なワークシートも用意されているため、教師や学校図書館のスタッフが実践しやすい内容になっています。
教育の現場での応用と理想
木下先生は、埼玉県で長年学校司書としてのキャリアを重ね、この度定年を迎えます。彼女は、後進の司書や教育者を育てることを重要な使命として捉え、多くの実践を行ってきました。その中で、全国の学校における探究学習の促進にも力を入れており、今回の書籍はその集大成ともいえる内容です。
本書は、すべての学校図書館や公共図書館、さらには大学の図書館学の授業でも活用されることが期待されています。木下先生の思いは、多くの学校で実を結ぶことでしょう。
目次の一部紹介
本書は、以下のように構成されています。
- - はじめに
- - 第1章: 学校図書館と読書活動
- - 第2章: 楽しい読書ワークの実践
- 図書館人狼
- ブックアートギャラリー
- ビブリオバトル
- まわしよみ新聞
各章が具体的な活動の例を挙げながら、学校図書館の重要性を強調しています。
購入情報
『読書活動・探究学習を支援する学校図書館を活用した楽しい読書ワーク』は、学事出版のオンラインストアやAmazonで購入可能です。定価は2,420円(税込)で、A5サイズ132ページにわたる内容です。また、以下のリンクからも詳細が確認できます。
読書活動をもっと楽しくするための一冊をぜひ手に取ってみてください。