日本における電話リレーサービスの開始を祝うオンラインセレモニー開催

日本における電話リレーサービスの開始

2021年7月1日に、日本で新たに始まる「電話リレーサービス」が注目を集めています。このサービスは、聴覚や発話に困難がある方、いわゆる聴覚障害者等の方と、それ以外の方との間で円滑なコミュニケーションを図るために設けられました。具体的には、通訳オペレーターが手話や文字、音声を使って受話者間の会話をリアルタイムで通訳することで、電話越しに双方向の対話を可能にします。

この機能は、特に警察や消防、海上保安などへの緊急通報を含む様々な状況で利用できます。これにより、聴覚障害者はいつでもどこでも、24時間365日のサポートを受けられるようになります。

サービス開始に際し、特別なセレモニーがオンラインで開催されることが発表されました。これは、総務省と厚生労働省が共催し、一般財団法人日本財団が運営する電話リレーサービスを祝う場でもあります。セレモニーは7月1日午前10時から11時30分まで、無料で視聴できる形で行われます。参加者は、あらかじめオンラインで申し込みを行う必要があります。

セレモニーの途中では、総務大臣や厚生労働大臣の挨拶、また、電話リレーサービスの実現を支援してきた関係者のスピーチが予定されています。さらに、サービス開始に合わせて、テレビCMのお披露目や具体的な利用シーンも紹介される予定です。これにより、より多くの人々がサービスの内容を理解し、利用に結びつけることが期待されています。

なお、参加を希望される方は、申込み締切である6月29日までに、指定されたURLからアクセスし、登録を行ってください。視聴時には手話通訳と文字通訳が視覚的に整備され、聴覚障害者等の方々にも配慮がされています。

この電話リレーサービスは、社会のインフラの一部として、大きな意味を持つサービスです。公共の場にいる人々同士のコミュニケーションの阻害をなくし、よりインクルーシブな社会の実現に向けた第一歩となるでしょう。

また、詳しい情報は一般財団法人日本財団の公式ウェブサイトから入手してください。問い合わせも同サイト内のフォームを通じて行えます。オンラインでの参加を通じて、この重要なサービスの開始を祝う多くの方々にお会いできることを楽しみにしています。