米国のアルキラ社と日商エレが協力、国内初のネットワーククラウド事業を展開

米国アルキラ社と日商エレのネットワーククラウド提携

2020年12月3日、米国シリコンバレーに拠点を置くネットワーククラウド企業「Alkira, Inc.」（以下、アルキラ社）と東京を本社とする「日商エレクトロニクス株式会社」（以下、日商エレ）は、事業提携を発表しました。本提携は、日本市場における両社の初のディストリビューションパートナーシップであり、ネットワーククラウド事業において新たな展開を目指します。

アルキラ社とは

アルキラ社は、業界で初めて「ネットワーククラウド」を開発しました。このサービスは、Cloud Network Infrastructure as-a-Service（CNaaS）を提供し、統合されたネットワークに加え、ファイアウォールや他のセキュリティサービスを組み合わせて、クラウドへの接続を行います。これにより、全体のネットワークを見える化し、ガバナンスを強化します。

サービスポータルを利用することで、Amazon Web Service（AWS）、Microsoft Azure、 Google Cloud Platform（GCP）といった異なるクラウドサービスへの接続が容易にでき、既存のシステムに比べて半分のコストで迅速にネットワークインフラを導入できます。

提携の意義

日商エレは、2023年度に向けた成長戦略の一環として、デジタルトランスフォーメーションを重要なテーマとしています。今回の提携は、ネットワークやクラウド分野でお客様に必要な価値を提供するための重要なステップと位置付けています。また、シンプルなIT運用を目指すサービスモデルにおいても、アルキラ社との提携によりさらなる進化が期待されます。

ターゲット市場

この新しいサービスは、特に複数のパブリッククラウドを活用する情報システム部門やIT部門をターゲットにしています。企業がデジタルトランスフォーメーションを進める中で、これらの部門は新たな価値を求めており、ネットワーククラウドサービスがその一助となることが期待されています。

企業のコメント

アルキラ社のCEO、アミール・カーン氏は、「日本市場への進出にあたり、日商エレクトロニクスとのパートナーシップを築けたことを誇りに思います。信頼関係に基づき、日本における我々のプレゼンスを向上させるために、より強固な関係を築いていきたい」と述べています。

また、日商エレの執行役員、坂井俊朗氏は、「アルキラ社のネットワーククラウドサービスを展開することに大変嬉しく思います。企業がデジタルトランスフォーメーションを進める中で、新たな価値を提供し続けていくことが重要です。アルキラ社はその重要なパートナーです」と語りました。