浮世絵の魅力を体験!
今年の夏、東京都渋谷区の國學院大學で行われる「体感! 浮世絵摺り実演・体験会」で、伝統的な日本の文化に触れる貴重な機会が訪れます。このイベントでは、著名な浮世絵師・葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を用いた摺り体験が可能です。セッションは、外国人参加者向けと日本の一般参加者向けに分かれて行われ、英語の通訳も用意されるため、海外からの訪問者も安心して参加できます。
体験会の詳細
開催日時:2016年8月3日(水)
- - 外国人向け:10:00~12:00
- - 一般向け:14:00~16:00(一般向けは定員に達し申込受付終了)
開催場所:渋谷区東4-10-28、國學院大學学術メディアセンター1階・多目的ホール
内容:葛飾北斎の版木を用いて、専門家による実演を鑑賞した後、参加者が自ら色を重ねて摺る体験を行います。この際、完成した版画は参加者自身が持ち帰り、学んだことの証とすることができます。また、昨年は多くの参加者が小学生から大人まで幅広く、流行の文化体験として注目を集めました。
新設された外国人向けプログラム
今回の開催では、特に訪日外国人に向けたプログラムが新設され、東京オリンピック・パラリンピックを前に、日本文化への理解を深めるための重要な一歩と位置づけられています。専門の通訳がつくことで、言語の壁を超えた文化体験が実現し、国際交流が進められます。
同時開催される講座
さらに、当日は「夕涼み浮世絵講座」も開催されます。午前中の体験会に続いて、16:30からは「怖い浮世絵」と「涼しい浮世絵」というテーマでの講演が行われます。江戸時代の妖怪をモチーフにした浮世絵や、暑さを和らげるための江戸っ子の文化を知ることができます。これらは、日本文化への理解を深める貴重な機会と言えるでしょう。
文化の発信地としての役割
國學院大學は、地域と連携しながら日本文化を国内外に広める活動を行っています。特に、文化庁の支援事業として「東京・渋谷から日本の文化を発信するミュージアム連携事業」を展開。その一環として、今回の体験会や講座も開催されているのです。
参加方法
参加希望者は事前に申し込みが必要で、先着順となっているため、早めの申し込みをおすすめします。この機会に、浮世絵という日本の伝統文化を体験し、深い理解を得ることができるこのイベントにぜひ参加してみてください。詳しい情報や申込み方法は、公式ウェブサイトをご覧ください。
終わりに
「体感! 浮世絵摺り実演・体験会」は、単なる体験イベントではなく、歴史や文化を学ぶ貴重な場です。外国人も日本人も共に、浮世絵の美しさに触れるこの機会を逃さないでください。貴重な日本文化の一側面を楽しみ、学べることを心より楽しみにしています。