エムケーカシヤマが新たに開発したシム付きブレーキパッド
エムケーカシヤマ株式会社が、新たに「FC MATERIAL」ブランドから「シム付きブレーキパッド」を販売開始しました。この新しい製品は、自動車整備業界において、作業の効率化を図るための重要なツールとして注目されています。
シム付きブレーキパッドとは?
シムは、ブレーキが鳴くのを抑えるための部品で、これをブレーキパッドとセットにして提供するのがこの商品です。そのため、自動車整備士はシムの洗浄や手配といった時間を短縮でき、整備作業をより効率的に行うことができます。これにより、運転手にとっても快適なカーライフを提供することが期待されています。
シムの再利用における問題点
自動車整備の現場では、シムの再利用が行われることが一般的ですが、洗浄後のシムにはさまざまな問題が生じることがあります。錆やラバーの剥がれ、そして歪みや反りといった問題は、シムの性能に大きく影響を及ぼします。これらの問題があると、本来の性能を発揮できず、整備作業の質を下げる要因となるため、注意が必要です。
シムの手配にかかる時間と労力
新品のシムを手配する際、通常はブレーキパッドとは別に注文が必要になるため、時間と労力がかかります。この手配の過程が整備士の作業負担となり、業務効率を低下させる原因となっていました。
開発の経緯
近年、自動車整備業界は業務の高度化や整備士不足によって業務負荷が増してきています。このような背景を受け、エムケーカシヤマはシムとブレーキパッドをセットで提供することで、洗浄や手配にかかる労力を大幅に削減可能な商品を開発することに至りました。この取り組みは、整備士の負担軽減に大きく貢献することが期待されています。
シム付きブレーキパッドの特長
この新しいブレーキパッドの主な特長は以下の通りです:
1.
シムの洗浄が不要:洗浄の手間が省かれるため、作業時間を短縮できます。
2.
新品シムの手配が不要:手配しなくても良いので、整備作業が迅速に行えます。
3.
快適なカーライフの提供:これにより、ドライバーは静かでスムーズな運転を楽しむことができます。
エムケーカシヤマの企業理念「MK Vision」
エムケーカシヤマは、その企業理念「MK Vision」に基づき、摩擦材の開発を進めています。顧客の視点を重視し、安心で安全な製品を提供することを目指しています。今後も、多様なニーズに応える製品の開発に努め、生活の安全と快適さを支える存在であり続けることを誓います。
企業情報
エムケーカシヤマは1960年に創業し、ブレーキ部品を主力商材としているメーカーです。高品質の製品を提供し、現在までに全国および80を超える国々で1億セット以上の製品を出荷しています。長年の経験を活かし、独自のポジショニングを築いてきた同社は、今後も革新的な製品の開発に努めていく考えです。
- - 所在地:長野県佐久市小田井1119
- - 設立年:1960年
- - 資本金:1億円
- - 従業員数:200名(2024年現在)
- - 電話:0267-85-1234
- - Webサイト:エムケーカシヤマ公式サイト
この「シム付きブレーキパッド」は、今後の整備業界において重要な役割を果たす製品として、高い期待を寄せられています。