高校生が琉球漆器修理を学ぶ沖縄未来コンサバターズ2023

沖縄未来コンサバターズ2023

一般財団法人沖縄美ら島財団が主催する「沖縄未来コンサバターズ」が、2023年度に沖縄の伝統文化を次世代へと引き継ぐ取り組みを始めました。このプログラムは、特に首里城火災（2019年）の影響を受けた美術工芸品の修理技術を学ぶために、高校生が参加する2泊3日のイベントです。

伝統文化の継承

このプログラムは、沖縄の高校生が伝統的な琉球漆器の修理技術を学ぶことで、文化財の重要性を認識し、自らの体験を通じてその価値を伝えることを目的としています。今年も8月4日から6日までの間、沖縄と首都圏から集まった16人の高校生が参加します。参加者は首都圏の4人、沖縄の首里高校生、興南高校生、南風原高校生からそれぞれ4人ずつ選抜されています。

プログラム内容

- 1日目（8月4日）:

- 首里城の歴史や復元工事について学び、琉球漆器修复の現状について理解を深める。
- 午後には首里城公園を見学します。

- 2日目（8月5日）:

- 文化財修復師の講義を聞き、実際に琉球漆器の修理作業を体験する内容です。
- 開催場所は沖縄美ら島財団那覇事務所。

- 3日目（8月6日）:

- 南風原高校で琉球舞踊の鑑賞や交流イベントが行われ、参加者同士の絆を深める機会ともなります。

プログラムは文化財の修復技術を学ぶだけでなく、仲間と協力しながら文化を実際に体験し、さらに理解を深めることが重視されています。
青年世代が自分たちの文化を未来に継いでいくための貴重な機会となるでしょう。