データレスPCソリューション「Passage Drive」が民間企業で導入実績1位
日本電気株式会社(NEC)と横河レンタ・リース株式会社が共同で展開するデータレスPCソリューション「Passage Drive」が、民間企業における導入実績で第1位を獲得しました。この成功は、デジタル環境の進化を反映したものであり、今後のIT戦略を見据える上で大きな意味を持つものです。
導入実績の詳細
NECでは、従業員向けのPCラインアップ「Smart Managed PC(SMPC)」の一環として「Passage Drive」を導入し、合計7073台に達しました。この取り組みは、クラウドベースでのデータ管理を実現し、効率的な業務運営を促進します。SMPCはサブスクリプション型のマネージドサービス「NEC セキュアPCサービス」としても提供され、より安全で利便性の高いIT環境を目指しています。
「Passage Drive」の特徴
「Passage Drive」は、Microsoftのクラウドストレージサービス「OneDrive for Business」と連携することで、データを自動的に保存し、PCのデータレス化を実現します。このソリューションは、インターネット接続がない状態でもオフラインで作業ができるため、利便性が高いのが特徴です。
NECの取り組み
NEC内部で利用されているSMPCは、利用者の使いやすさとセキュリティの両立を考慮して設計されています。利用開始時には、Microsoft Autopilotを使って必要なアプリや設定を自動でインストールし、簡単にセットアップできます。また、利用中には、顔認証機能を搭載し、なりすましを防ぐためのログインを実現しています。
ファイルの編集は「Passage Drive」を通じて行え、PCの故障や盗難時にはリモートワイプ機能と専用サポートデスクによる迅速な対処が可能です。これらのサービスは、PCLCMサービスとしてワンストップで提供され、初心者でも安心して利用できる環境が整っています。
歴史と未来
NECは「クライアントゼロ」の考えを掲げ、自社のIT環境を最大限に活用しながら、クライアントの先駆けとなるサービスを展開しています。今後も横河レンタ・リースとの連携を強化しながら、培ったPC運用のノウハウを活かし、顧客のセキュリティと利便性を確保したクライアント環境の支援に専念します。
今後のセミナー情報
さらに、「NEC セキュアPCサービス」の詳細を知るためのWebセミナーが、2024年10月11日(金)に開催されます。このセミナーでは、具体的な事例や最新情報が紹介される予定です。参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。
興味のある方はぜひ参加して、最新のテクノロジーを学ぶ機会として利用してください。
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まとめ
NECの「Passage Drive」が民間企業での導入実績第1位を達成したことは、企業のIT環境における重要な一歩です。今後、この革新的なソリューションによって、より多くの企業がデジタル化を進め、安全かつ効率的な業務運営を実現していくことが期待されます。