JRおおいたシティでエスカレーターサイネージの実証実験
エスカレーターでの広告という新しい試みが、JRおおいたシティに登場します。東芝エレベータ株式会社が行うこの実証実験は、2024年12月1日から2025年1月17日までの約1ヶ月半にわたり、エスカレーターサイネージの広告の効果を詳細に検証します。
実証実験の目的
今回の試みは、エスカレーターサイネージが広告媒体としてどれだけの価値を持つのかを探ることにあります。このサイネージは、施設内のテナント企業のブランドロゴや商品の広告、さらにはセール情報を表示し、利用者の購買行動にどう影響するのかを調査します。データ分析には、東芝データ株式会社の無料家計簿アプリ「レシートスキャン」を活用し、収集された情報を基にした分析が行われます。
サイネージの実装
設置場所はJRおおいたシティの1階中央にある上りエスカレーター。サイネージはガラス欄干の外側に、左右に約10mの長さで設置されるストレートサイネージとなっています。これにより、ユーザーがエスカレーターに乗っている間、常に視野に入る形となるため、広告の目に留まりやすくなります。
このサイネージは、ただの静止画を表示するものではなく、エスカレーターの速度に合わせて動く仕組みが採用されています。これにより、利用者がエスカレーターを上る際に、ちょうど良いタイミングでコンテンツを視認することができるのです。営業時間は10:00から20:00までで、それに合わせたスケジュール機能を持っています。こうした工夫により、より多くの人々に訴求することが期待されます。
企業の期待
東芝エレベータは、今後もデータサービス事業の拡大を目指し、より便利で安全、快適な移動空間の提供を目指しています。社会インフラとしての役割を大切にしながら、価値創造と社会貢献に努めていく姿勢がうかがえます。この実証実験が成功すれば、他の商業施設への導入の可能性も広がります。
まとめ
JRおおいたシティでのエスカレーターサイネージの実証実験は、広告の新たな可能性を検証する画期的な取り組みです。利用者にとっても、便利さと情報を同時に得ることができる素晴らしい経験となるでしょう。これにより、今後の商業施設における広告手法がどう変わっていくのか、非常に注目されるところです。