食の未来を考える「南河内嚥下研究会」41回目の開催が決定!
「食べる喜び」をテーマに掲げ、地域を支援してきた「南河内嚥下研究会」が、2026年4月25日(土)に41回目の講演会を堺市立東文化会館で開催します。この研究会は約20年間、医療と介護に関わるさまざまな専門職が連携し、地域の食支援に取り組んできました。この機会に活動の中心的な役割を担う房晴美氏(管理栄養士)がその活動の原点や講演会への思いを語りました。
支援する側もされる側も共に幸せになる栄養管理について
房氏は、「患者がどこにいても質の高い栄養サポートを受けられる地域作りが一番の目標だ」と、活動を続けてきた理由を語ります。「嚥下」や「栄養サポート」という言葉が一般的でなかった時代から、食べることは単なる栄養摂取だけでなく、生きる喜びそのものであることを訴えてきた彼女。しかし、高齢や病気によって食べる力が衰えた時、一人の専門職だけで支えることは難しいため、チーム医療の重要性を説きます。
今回の講演会のテーマ「人生100年 食べてなんぼ!」は、一見親しみやすい響きを持つものの、超高齢社会の現実を反映しています。寿命が延びることは単に良いことではなく、食べ続けられる健康も同時に必要であるとの認識から、最後まで口から食べることをあきらめない重要性が強調されています。
講演会の内容と魅力
今回の41回目の講演会は大きく分けて3つのセッションで構成されています。まず第1部では、医療・介護従事者向けに栄養管理に関する最新の知見を紹介します。栃木県の宮澤靖氏(国際医療福祉大学)や、沖縄から吉田貞夫氏(ちゅうざん病院/金城大学)など、豪華な講師陣が集まり、包括的なアプローチや、人生100年時代における栄養の力について講演します。
第2部では一般市民向けの公開講座が行われます。このセッションでは、近畿大学薬学部の和田哲幸氏が、高齢者特有の「フレイル」や多剤服用のリスクについて分かりやすく解説します。これは家族の健康や自分自身の健康を守るために必要な知識です。
さらに、過去最大規模の企業展示が会場で行われ、22社が参加し、最新の介護食や治療食のサンプルを配布する予定です。講演後には講師や参加者同士で交流できる名刺交換会も行われ、地域のネットワーク作りが促進されます。
開催情報
- - 名称: 第41回 南河内嚥下研究会
- - 日時: 2026年4月25日(土)10:00~16:30(受付9:30~)
- - 会場: 堺市立東文化会館(南海高野線「北野田」駅直結)
- - 内容:
- 第1部(10:05~15:00): 医療・介護専門職向け講演
- 第2部(15:30~16:30): 市民公開講座(入場無料)
- 第3部(16:50~): 名刺交換会、書籍販売サイン会
- 前売り券:2,000円(申込期限:4月24日午後8時まで)
- 当日券:3,000円
- 学生:無料(要学生証)
- 第2部からの参加は無料
この講演会を通じて、地域の皆で「食」の大切さを改めて考える良い機会となることを期待しています。