奈良井宿の新施設
2021-04-28 10:00:08

奈良井宿に新たな宿泊・飲食複合施設が登場!歴史的建物の魅力を再生

奈良井宿に誕生する新たな複合施設



歴史と文化が共存する宿場町



中山道の宿場町、奈良井宿は400年の歴史を誇ります。2021年夏、ここに宿泊施設、飲食店、酒蔵を備えた小規模な複合施設が新たにオープン予定です。この建設プロジェクトは、文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている奈良井宿の独自の文化資源を活用し、地域の魅力を存分に引き出すことを目的としています。

プロジェクトの詳細



この開発は、旧杉の森酒造と旧豊飯豊衣民宿の二棟を改修して行われます。旧杉の森酒造は1793年から続く歴史ある酒蔵であり、木曽五大銘柄酒の一つとして地元の人気を博していましたが、2012年からは営業を休止していました。一方、旧豊飯豊衣民宿は江戸時代の職人の住居を改装したもので、近年は宿泊客をもてなす民宿として運営されてきました。

この二つの伝統的建物は、単なる宿泊施設や飲食店にとどまらず、奈良井宿の歴史や文化を体感することができる場として、再生を果たすことになります。

企業の取り組み



このプロジェクトの中心となるのは、一般社団法人塩尻市森林公社と連携を図る株式会社ソルトターミナルです。設計を手掛けるのは竹中工務店で、彼らは地域の森林資源の利活用にも積極的です。施設ができることで、奈良井宿は観光客だけでなく、地域にも根ざした文化や価値の発信地となるでしょう。

食と酒の新たな可能性



また、旧杉の森酒造での日本酒製造業務は、「杉の森酒造株式会社」が受け継ぎ、品質の高い日本酒を再生産する計画です。レストランは、DINING OUTを主催している株式会社ONESTORYがプロデュースし、地域の食材を活かした新しい料理を提供する予定です。これにより、地域の経済に貢献しつつ、訪れる人々に独特の食文化を楽しんでもらうことができるようになります。

持続可能な社会への貢献



このプロジェクトは、竹中工務店が塩尻市と結んだ連携協定に基づいており、「歴史的建物資源や文化資源の活用」にも一役買っています。全体的には地域課題の解決を目指し、持続可能な社会づくりに寄与しています。

まとめ



奈良井宿に新たに登場するこの複合施設は、地域の歴史と文化を再生し、美味しい食と素敵な宿泊体験を提供する場所となるでしょう。重要伝統的建物群保存地区としての役割を果たしながら、未来へと繋がる奈良井宿の新しい魅力を発信する拠点として、期待が高まります。2021年のオープンまで、地域の人々と共に、この計画の進展に注目していきましょう。

会社情報

会社名
株式会社47PLANNING
住所
福島県いわき市平字白銀町2-10
電話番号
03-6709-9447

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