プリッツ派増加中?
2025-11-10 08:20:19

プリッツ派が7割という新たな自己像を探る調査結果

ポッキー派が好きな日本人の裏に隠れたキャラの実態



11月11日は日本で非常に盛り上がる「ポッキー&プリッツの日」。昨年度のLINE社による調査では、ポッキーを選好する人が約7割を占める一方、プリッツ派は2割強という結果が出ており、ポッキーの人気が顕著であることがわかります。しかし、最近株式会社ミズカラが行った調査からは、意外な事実が浮かび上がりました。何と、自分自身を「ポッキー派」「プリッツ派」と選ぶ際、多くの人がプリッツを選ぶという結果が得られたのです。

この調査は2025年10月21日に実施され、対象は25歳から59歳の日本全国の有職者500名。結果によると、キャラ観が「プリッツ派」と答えた人は73.3%に達し、一方でポッキー派は26.6%に留まりました。これにより、日本人の自己像がポッキーとは反転した形で、プリッツ的な特性を反映していることが指摘されています。

ポッキーとプリッツ、どこに違いがあるのか?



ポッキーはその華やかさから注目を集めがちですが、プリッツはどちらかと言えばバックグラウンドを支える存在。調査結果からは、自己を象徴するお菓子としての好みが実際の自己像にどのように影響しているのかをうかがわせます。プリッツ派の人たちは、実際には周囲の人々を支えているサポーター的な側面を持ちながら、お菓子選びにおいては憧れを投影し、目立つポッキーを選ぶ傾向があるようです。これがひとつの心理状態であることを考えると、私たちは自分自身の中にありそうな「ポッキー」的な部分を求めているのかもしれません。

変わりゆく自分、キャラ変の実態



調査では、「これまでにキャラを変えたことがあるか?」という質問も行われました。結果は驚くべきもので、半数以上の人々が人生の中でキャラを変えた経験があると回答。「何度もキャラ変した」と答えた人も37%に達しました。このことから、我々の自己は固定的ではなく、自分で選んだり他者からの影響を受けたりしながら、常に変化し続けるものであることがわかります。中にはキャラ変が10回以上という人も存在し(2%)、これは極めて印象的な数字です。

キャラ変の背後にある他者の影響



興味深いのは、キャラ変のきっかけとなる「他者」の存在です。調査では「キャラ変が起きた理由」のTOP3が「コーチやメンター」、「家族や友人」、そして「転機に伴う新たな出会い」となっており、他者との関わりが自分の成長に寄与していることがわかります。特にコーチングがこのプロセスを強力にサポートすることが示唆されています。他者との相互作用を通してこそ、人は初めて自分自身の変化を実感できるのです。

エフィカシーと自己理解の重要性



次に、ポッキータイプとプリッツタイプの間でのエフィカシー(自己効力感)の違いも考察しました。予想通り、ポッキータイプはエフィカシーが高く、自信を持って行動できる傾向がありました。一方、プリッツタイプはサポートに徹することが多く、あまり目立たない存在です。そのため、自信を持っていない場合が多いことが推察されます。しかし、ポッキータイプのように他者からの期待を受け、結果として自己効力感を高めることでキャラ変をすることが可能だということです。

人間らしさが引き寄せる共感



最終的に、これらのキャラ観からわかるのは、人間らしさの重要性です。2017年、プリッツが「スネる」という擬人化キャンペーンが話題になりました。このキャンペーンは、多くの人に共感を呼び、ブランドとファンとの心理的距離を縮めることに成功しました。私たちの日常のコミュニケーションでも、他者との関係を築く際には「人間らしい」側面が効果的です。自己開示や弱みを見せることが、より深い関係を築く一助となります。

株式会社ミズカラの全貌



調査を行った株式会社ミズカラは、個人と法人に向けたコーチングサービスを提供しており、「可能性がある」という理念のもと、自己理解を深めることに注力しています。ワークエンゲージメントの向上を目指し、個人の成長だけでなく、法人の組織開発にも力を入れています。自分自身について新たな視点を得ることができるコーチングの力を、多くの人に実感してもらいたいと考えています。


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会社情報

会社名
株式会社ミズカラ
住所
東京都千代田区内幸町二丁目2番3号 日比谷国際ビル 6階
電話番号

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