リクルートが新サービス『Airキャッシュ』を発表
株式会社リクルートは、2025年1月9日より、『じゃらんオンラインカード決済』を利用する宿泊施設向けに、新しい資金調達サービス『Airキャッシュ』を開始します。このサービスでは、最短翌日入金が可能で、申し込みはわずか2タップで完了。自営の宿泊施設にとって、資金調達の選択肢が広がります。
『Airキャッシュ』の特徴
1. 利用方法の簡便さ
『Airキャッシュ』は将来の売上を資金に変える招待制のサービスです。宿泊業界特有の需要に応えるため、これまでの『Airペイ』利用店舗だけでなく、『じゃらんnet』利用施設も対象となりました。申し込みがオンラインで簡単に完結し、書類の準備も不要です。また、資金は売上に基づいて引き落とされるため、経済的な負担を軽減できます。
2. 突発的な支出への対応
これまでも、宿泊業界では急な支出、例えば設備故障や急なキャンセルによる赤字が問題視されてきました。しかし、従来の金融機関を通じての資金調達は、申請から入金までかなりの時間が必要で、中小企業の施設では特に難しい部分がありました。『Airキャッシュ』は、これらの問題を解決するための新たな選択肢を提供します。
3. 担当者の声と背景
プロダクト責任者の冨田一清氏は、「宿泊業界での資金ニーズに対して、迅速かつ簡便な資金調達の仕組みを提供したい」と語ります。四季や繁忙期、閑散期に左右される業界で瞬時に資金を用意することで、経営者の不安を軽減し、安心して事業を行える環境を整えたいとしています。
『Airキャッシュ』の利用フロー
- - サービス案内: 招待制で、一定の取引がある店舗に招待を行います。
- - ログイン: 『AirID』で特定管理画面にアクセス。
- - プラン選択: 利用可能プランから金額や引き落とし率を選びます。
- - 申し込み完了: 内容確認後、申し込みが完了し最短翌日には入金されます。
リクルートは『Airキャッシュ』を通じ、宿泊施設が必要な資金を迅速に調達しやすくすることで、経営の安定化を図ります。このサービスは、業界に大きな変革をもたらす可能性を秘めています。今後の動向に注目です。