現場DXの未来を見据えた特別対談
株式会社ユニフィニティーが提供するノーコードモバイルアプリ開発プラットフォーム「Unifinity」。この度、同社の代表取締役社長、曽良俊介氏とサイボウズ株式会社の代表取締役社長、青野慶久氏との特別対談が実施されました。この対談では、デジタル化が進む中での「現場DX」に関する課題やその解決策が語られました。
1. 現場DXの現状と課題
近年、デジタル化が進んでいるにもかかわらず、製造業や建設業などのフィールドワーカーを中心に現場DXが遅れている現状があります。この原因としては、通信環境の不十分さやITリテラシーの不足、推進リーダー不在が挙げられます。また、現場では「紙の方が早い」と感じることが多く、この理由はUI/UXの課題によるものです。
2. kintoneとUnifinityの連携による解決策
このような課題を解消するために、kintoneとUnifinityの連携が有効です。特に、Unifinityはモバイル特化型でオフラインでも利用可能なため、実際の現場で快適に使用できます。デバイスの機能を活用することで、写真や位置情報、バーコードなどを取り入れ、現場でのデータ入力の負荷を軽減します。さらに、kintoneデータベースとのリアルタイム同期により、常に最新の情報を保つことが可能です。
3. 成功事例の紹介
対談の中で具体的な成功事例も紹介されました。
- - JR東海グループでは、清掃スケジュールをアプリ化することで進捗管理の効率が向上しました。
- - 日鉄エンジニアリングは、配管のQRコード管理を実施し、夜間作業の時間を大幅に削減しました。
- - ダイキアクシスでは、顧客訪問のアプリ化により、各社員の残業が1人当たり1〜2時間削減され、安全性の向上も功を奏しました。
これらの事例は、現場DXの導入がもたらす具体的なメリットを示しています。
4. 両社が目指す未来
青野氏は「現場からリアルタイムでデータを取得し、経営の質を向上させることで日本をデジタル先進国へ導きたい」との意欲を示しました。一方で曽良氏は「日本の現場力を活かし、サイボウズと共に国際市場でも競争力を高めたい」と、日本のビジネスのグローバル化の重要性を強調しました。
Unifinityの特長
Unifinityは、簡単に業務システムとの連携が可能なモバイルアプリをノーコードで開発できるツールです。自社の業務に合わせたアプリを迅速に作成でき、日々の業務に柔軟に対応できます。また、iOS、Android、Windowsに対応した実行アプリで動作し、オフラインでも使用できるため、さまざまな現場で活用することができます。さらに、kintoneとの連携を活用すれば、複雑な設定なしでスムーズにデータを扱うことができます。
未来へ向けた取り組み
ユニフィニティーは今後も「テクノロジーを現場に届ける」という理念のもと、kintoneとの連携強化や新たな業務システムとの連携の拡充に注力していきます。これにより、さらなる業務改善やデジタルトランスフォーメーションを支援していく予定です。
詳しい内容は
こちらの対談記事でご覧いただけます。