記者インタビューエリック・ミヤシロとLynが語る音楽の未来
2025年12月に開催予定の「MONTREUX JAZZ FESTIVAL JAPAN 2025」。このフェスティバルに出演する「ペルソナ5 スペシャル・ビッグバンド」の中心メンバー、エリック・ミヤシロとLyn(稲泉りん)にインタビューを行い、彼らの音楽に対する思いを掘り下げた。
エリック・ミヤシロのリーダーシップ
エリックは、このプロジェクトでバンドのリーダーを務めており、メンバー構成を自ら行った。アメリカと日本から約30名のミュージシャンが集まり、それぞれの個性を生かした演奏で観客を楽しませることを目指している。
彼は、アメリカのビッグバンドでの豊富な経験を活かし、メンバー同士の調和を大切にしながら、音楽に対する深い敬意をも持ち続けることが重要だと語った。
「ペルソナ5」の音楽をビッグバンドで表現するにあたり、原作の雰囲気を壊さずに、新たな魅力を引き出すアレンジが必要だと考えているエリック。そのキーポイントとして、音楽ディレクターのチャーリー・ローゼンの編曲を押さえ、自らも演奏する際にはリーダーとしての役割と演奏者としての役割をうまく両立させたいという。
Lynの挑戦
一方で、Lynは「ペルソナ5」の楽曲に参加した経験を生かして、このプロジェクトで自らの歌を披露することに興奮と共に少しの不安も抱いているようだ。彼女は、ボーカリストとしての成長を実感しつつ、他のミュージシャンたちと同じステージに立つことの喜びを噛みしめている。
「モントルー・ジャズ・フェスティバルカフェを楽しみにしています。多くのプレイヤーと共演できることが嬉しい反面、緊張もしています」と語るLyn。彼女は、アメリカからの大物ミュージシャンたちとの共演が自身にとっての新たな挑戦であり、また貴重な機会であると感じている。
音楽とゲームの融合
「ペルソナ5 スペシャル・ビッグバンド」はゲーム音楽という新しいアプローチに挑むプロジェクトだ。エリックとLynは、ゲーム内での音楽と生演奏の境界を越えさせることで、ジャズファンやゲームファンの双方にアピールすることを目指している。この試みが、観客にとっても新鮮で楽しい体験になることを期待している。
彼らは、音楽の神聖な領域に到達することを目標に掲げ、全力でパフォーマンスを行う意気込みを見せている。特に、ゲームの世界観を持ち込んだ演奏が、どのようにジャズ音楽として昇華されるのかに興味が集まっている。
2025年への期待
2025年12月のフェスティバルでは、どのような盛り上がりがあるのか。エリックは過去の「モントルー・ジャズ・フェスティバル」での思い出を振り返りつつ、この特別な企画がどのような影響をもたらすかに期待を寄せている。
また、Lynも多くの観客と一緒に音楽の魅力を共有できることを楽しみにしており、「私たちがここにいることに意味がある」と語る。
この「ペルソナ5 スペシャル・ビッグバンド」は、音楽ファンやゲームファンが共に楽しめる空間を提供し、新たな音楽体験が待っている。
次回の更新では、具体的な曲目や演奏スタイルについても探っていきます。