アクサルタが新しい塗料技術センターを設立し革新を加速

アクサルタ、塗料技術センターの拡充

アクサルタが新たに設立した塗料技術センター（CTC）は、革新的な塗料の開発に向けた大きな一歩として、多くの注目を集めています。会長兼CEOのチャールズ・シェイバーは、同社の目標が「最高の塗料をお客様に提供すること」であることを強調しました。このセンターは、美しさ、性能、耐久性、最新のカラーなど、塗料に求められる多様な要素を満たす製品を生み出すために設計されています。

新設されたパイロットリアクターの役割

CTCの革新の中核には、新設されたパイロットリアクターがあります。このリアクターは、実験室でうまくいったポリマー配合を本格生産でも再現するための重要な要素です。実際の生産環境での試験的なプロセスにより、初回生産能力が飛躍的に向上しました。これにより、製品を市場に送り届けるスピードが大幅に増したのです。

研究開発担当上席副社長のパノス・コルドメノスは、「ウィルミントンに設置された新しいリアクターにより、少ない時間で新しいポリマーを迅速に生産し、試験を行うことが可能になりました。これにより、以前よりも早く新製品を市場に提供できる」と述べています。

グローバルな研究開発の拠点

アクサルタのCTCは、グローバルな研究開発の拠点として機能し、高度な専門性を持つポリマー技術チームによる研究が行われています。この新しい施設は、アクサルタ社のヨーロッパ、アジア太平洋地域、そして中南米における既存のポリマー研究施設を補完しています。最先端のテクノロジーを駆使し、全世界の顧客に対して未来のポリマー技術を提供する基盤が築かれました。

アクサルタは、塗料産業における革新を追求し続けるため、今後もこの技術センターを活用し、より高品質で性能の優れた塗料を提供することで、顧客の期待に応えていくことでしょう。さらに、これらの取り組みを通じて、環境への配慮も忘れない姿勢を貫いています。

これからのアクサルタの動きに、ますます注目が集まること間違いなしです。