「ものづくり・匠の技の祭典2026」に文京学院大学が出展
2026年の夏、東京国際フォーラムで開催される「ものづくり・匠の技の祭典2026」に、文京学院大学経営学部が出展することが決定しました。このイベントは東京都が主催し、地元の伝統工芸や技術の継承をテーマに持つ重要な催しです。
文京学院大学の経営史研究ゼミ(川越仁恵教授が担当)では、「AI×江戸小紋」をテーマにした展示を行います。特に、江戸小紋に関する技能継承と伝統工芸の活性化を目指して、AI技術を駆使した取り組みに焦点を当てています。これまでの研究成果を元に、パネル展示や実物の江戸小紋を披露し、来場者にアプローチします。
展示内容の詳細
展示では、「匠の技とAIの融合による技能継承」というテーマの下、4枚のパネルが市民の目に触れます。そして、江戸小紋「スイーツ尽くし小紋」の現物も展示され、実際に手に取ることができる機会が提供されます。この作品は有限会社五月女染工場で商品化されたもので、江戸小紋の新しい可能性を示しています。さらに、研究に関わっているゼミの学生たちが来場者に対して、自らの研究内容や職人との協働について直接解説を行う場も設けられます。
プロジェクトの背景
川越研究室は、2021年から伝統工芸活性化プロジェクトを始動しました。江戸小紋の図案制作理論を体系化するだけでなく、職人が行う「ランダム配置」を解決するAI生成プログラムの開発にも取り組んでいます。これにより、伝統技術を継承し、かつ新しい価値を創造することにつながっています。
特に重要な成果としては、2024年に商品化された「スイーツ尽くし小紋」があり、この作品は2026年春の高等学校公民科教材にも掲載される予定です。また、髙島屋との産学連携による「ヒト×AIの共生プロジェクト」も推進しており、地域産業の活性化に寄与すべく活動しています。
技能継承の新しいカタチ
最近の伝統工芸の現場では、担い手不足や技能継承の課題が浮き彫りになっています。川越研究室の「江戸小紋デザイン支援システム」は、職人の技術を奪うのではなく、逆に支援する仕組みです。AIの導入により、熟練の技がデータとして可視化されることにより、新しい創作の可能性が探求されています。このアプローチは、従来の技術と現代技術の共生を促進するもので、今回の祭典での出展にも大きな影響を与えました。
ゼミ生の意気込み
プロジェクトに参加しているゼミ生たちもこの出展を大変重く受け止めています。経営学部4年の横田翔さんは、新しい江戸小紋のデザイン開発において、技術を深く学び、職人との共同作業の重要性を実感したと述べています。また、3年生の結城虎之助さんは、先代から受け継いだ技術の価値をしっかりと引き継ぎつつ、新たな視点を加えていくことの意義を強調しています。
出展概要
- - テーマ: 匠の技とAIの融合による技能継承「AIが生み、匠が極める江戸小紋」
- - 出展団体: 文京学院大学 経営学部 川越研究室
- - 展示形式: A2サイズのパネル(計4枚)および江戸小紋「スイーツ尽くし小紋」の展示
- - 開催日時: 2026年7月31日(金)~8月2日(日)
- - 開催場所: 東京国際フォーラム ホールE
この素晴らしい取り組みに、ぜひ皆様お越しください。