宇宙を舞台に描く再生の物語
2025年12月下旬、株式会社ボーンデジタルから新たに書籍『龍が泳ぐは星の海』が発売される。この作品は、第1回CGWORLDノベルズコンテストの最優秀賞を受賞したもので、著者は山田幸彦氏である。本作は、喪失を抱えた者たちがそれでも生き続ける姿を描く全三篇から構成されている。
物語の内容
物語の主人公である少年・純一は、宇宙移民船の事故により、夢も家族も失ってしまう。その絶望的な状況下で、彼は禁断の技術である〈コクーン・プロジェクト〉に身を投じる。この技術によって異形の存在〈ノウム〉になる純一は、新たな仲間との出会いを通じて、過酷な運命に立ち向かうことになる。
本書には、表題作である「龍が泳ぐは星の海」に加えて、続編となる「星の海の果てに」、さらに人と機械の交流を通して家庭の温かさを描いた「岡田家のテン」が収録されている。これらの物語は、異なる視点から人間の喪失と再生を捉え、読者に深い感動と思索を促す。
著者について
山田幸彦氏は1991年生まれで、大学在学中からフリーライターとして活動を行い、『東映ヒーローMAX』や『週刊文春エンタ』などで記事の執筆やインタビューを手掛けてきた。著作者自身のライティングスタイルが生かされた本作に期待が寄せられている。
CGWORLDノベルズコンテストの意義
CGWORLDノベルズコンテストは、クリエイターの活動の幅を広げる目的で開催される。クリエイターが自分の経験や視点をもとに応募し、選ばれた作品は読者投票を経て最優秀賞などが決定される。今回の受賞作品が書籍化されることによって、更に多くの人々に触れられることになるだろう。
書籍情報
- - 書籍タイトル: 龍が泳ぐは星の海
- - 著者: 山田 幸彦
- - 定価: 2,200円(本体2,000円+税10%)
- - 発行・発売元: 株式会社ボーンデジタル
- - ISBN: 978-4-86246-654-9
- - 総ページ数: 288ページ
- - サイズ: 四六判
- - 発売日: 2025年12月下旬
新たな宇宙叙事詩の幕が開くこの作品を、ぜひ手に取ってみてほしい。喪失を乗り越え、希望を見出す人々の物語が、あなたの心を打つことでしょう。
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