エバーブルーテクノロジーズが新型除雪ドローンを発表
エバーブルーテクノロジーズ株式会社(所在地:東京都調布市)は、最新モデルとなる "除雪ドローン® PRO(SRD-F11N)" のリリースを発表しました。この新型ドローンは、特に建設機械のレンタル大手である西尾レントオール株式会社向けに開発され、安全性、運用性、汎用性を大幅に向上させています。
現在の除雪の課題
近年、日本各地では豪雪地帯を中心に、除雪作業に関する深刻な社会課題が浮き彫りになっています。特に高齢化や人手不足に伴い、除雪作業の担い手が減少しています。また、作業中の転倒事故や過酷な労働環境が問題視されています。これらの課題を解決する手段として注目されているのが、エバーブルーテクノロジーズの開発した『除雪ドローン®』です。これにより、ユーザーはスコップよりも遥かに効率的で安全な除雪作業を実現することが可能となります。
新型「除雪ドローン® PRO」の特長
新型モデルは、ユーザーからの貴重なフィードバックをもとに設計されており、以下のような主な機能強化が行われています。
1. バッテリー交換機能
予備バッテリーを準備することで、電力が切れた際でもすぐに交換でき、作業を続行できる長時間運用が可能となります。
2. 安全な運用
非常停止ボタンや4つのモーターごとのブレーキ装備により、安全性が大幅に向上しました。このドローンは傾斜地でも確実に停止でき、安心して使用できます。
3. 重量物の運搬
前後分割式の荷台を搭載し、最大100kgまでの重量物を運搬可能です。これは予備バッテリーや資材の積載にも便利です。
4. 多様な操縦オプション
1800kgの車両を牽引できるオプションや、3倍速で充電可能な急速充電器も選べるため、様々な法人ニーズに対応しています。
活用シーンと実用性
新型除雪ドローンは、多様な現場での利用が期待されています。狭い通路での除雪や、夜間・早朝の作業でも静音性が高く、周囲への配慮がなされています。また、降雪初期の補助的な対応や、冬以外の運搬作業にも活用できるのが魅力です。法人の要件にお応えする本機は、安全性、運用性、汎用性を兼ね備え、建設業界での必需品となるでしょう。
技術的スペック
除雪ドローン® PRO(SRD-F11N)は、以下の主な技術を特徴としています:
- - 製品型番: SRD-F11N
- - サイズ: 1.1m x 0.7m x 0.5m
- - 操縦方式: 遠隔操縦型
- - 稼働時の最大速度: 前進6km/h、後進6km/h
- - 稼働時間: 3時間
- - 除雪幅: 新雪とこしまり雪に対応
- - 所要充電時間: 6~10時間
展示会情報
この新型ドローンは、2025年に行われる以下のイベントで実機のデモ展示が行われる予定です:
- - ハイウェイテクノフェア(2025年10月16日~17日、東京ビッグサイト)
- - 日々是新(2025年11月13日~15日、新潟市)
- - 産業交流展2025(2025年11月26日~28日、東京ビッグサイト)
未来への展望
エバーブルーテクノロジーズ株式会社は、除雪ドローンの開発を通じて、持続可能な社会の実現と作業現場の効率化に寄与することを目指しています。この技術革新が、雪害による社会課題解決の一助となることを期待しています。
企業情報
「除雪ドローン®」はエバーブルーテクノロジーズ株式会社の登録商標であり、今後も同社は様々なロボティクスソリューションを展開し続ける予定です。