「ミライチョウプロジェクト」とは?
長野県の自然環境を未来につなげるための取り組み、「Me:RAICHO project(ミライチョウプロジェクト)」の第二弾が始まりました。このプロジェクトは信濃毎日新聞社が企画した活動で、ライチョウを保護し、信州の豊かな山の自然環境を守ることを目的としています。2014年にスタートしたこのプロジェクトでは、クラウドファンディング、講演会、写真展など多岐に渡るイベントが予定されています。
昨年のクラウドファンディングでは、全国から多くの支援が寄せられ、ライチョウに対する強いメッセージが集まりました。この一年の成果を受けて、プロジェクトは更に大きな取り組みへと進化しています。
ライチョウは長野県の県鳥であり、国の特別天然記念物にも指定されています。しかし、その生息環境は自然環境の悪化によって脅かされており、野生絶滅の危険性も高いとされています。ライチョウが生息する高山のエリアは、私たちの生活環境とも非常に深い関わりがあります。つまり、ライチョウを守ることは信州全体の自然環境を守ることに他ならないのです。
また、共生のための登山道の安全性も重要なポイントです。今年は登山道整備についても取り組み、どのような環境を作っていくべきか考察する予定です。信州の山岳環境は世界に誇れるものであり、その保全活動は地域の新聞社としての使命ともいえます。
支援を通じたライチョウ保護
ライチョウや自然環境を守るために、クラウドファンディングによる支援を募ります。「#みんなでつなぐライチョウの未来」というスローガンのもと、7月28日から9月25日までの間、寄付を受け付けています。
支援先は以下の4つの団体です:
1.
公益社団法人日本動物園水族館協会・JAZA
こちらではライチョウ基金を通じた保護活動を行っています。
2.
一般財団法人中村浩志国際鳥類研究所
中央アルプスでのライチョウ復活に取り組む団体です。
3.
北アルプス登山道等維持連絡協議会
北アルプスの登山道の維持管理を行う団体です。
4.
南アルプス(伊那谷エリア)山岳環境保全連絡協議会
南アルプスの自然環境を守る取り組みを行います。
クラウドファンディングでは、支援金に応じたリターン品も用意されており、ライチョウのぬいぐるみや手ぬぐいなど多彩なアイテムがあります。興味を持っている方は、リンクからぜひチェックしてみてください。
講演会や写真展も開催
プロジェクトの一環として、ライチョウの保護活動に関する講演会も行われます。信州大学名誉教授の中村浩志さん、環境省信越自然環境事務所の福田真さん、大町市立大町山岳博物館の岡本真緒さんが、それぞれの視点からライチョウについての講演を行います。ライチョウの写真展も併催され、参加は無料です。
講演会は2025年8月10日に開催予定で、どなたでも参加できます。さらに、雷鳥写真家の高橋広平さんによる写真展も開催され、こちらも無料で入場可能です。
総まとめ
「ミライチョウプロジェクト」は、信州の自然を未来へつなぐための大切な活動です。ライチョウを守ることによって、信州の豊かな自然を次の世代に引き継いでいく意義があります。興味のある方は、ぜひクラウドファンディングや各イベントに参加し、未来へ向けた行動を起こしてみてはいかがでしょうか。
こちらが参加方法や詳細です。皆さんのご支援とご参加を心よりお待ちしています。