海ノ民話のまちプロジェクト
長野県飯田市が舞台となるアニメーション「うしろむき弁天ものがたり」が完成し、2025年2月18日に学習会が開催されました。このイベントは一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が推進する「海ノ民話のまちプロジェクト」の一環であり、次世代の子どもたちに海の重要性を伝えることを目的としています。大自然の中に位置する飯田市は海がありませんが、海と人々とのつながりを学ぶ貴重な機会となりました。
学習会の概要
この学習会には下久堅児童クラブを利用する約20名の小学生が参加しました。当日は短い時間の中で、子どもたちが楽しく参加できるよう配慮がなされました。開会式では「海と日本プロジェクト」の説明が行われ、海が抱える問題や、海のない長野県における海との関わりについて触れました。
参加者の様子
参加した子どもたちは、海についての基礎知識を学ぶだけでなく、思いのほか積極的に発言したり質問に答えたりすることで、真剣に学ぶ姿勢を見せました。講師とのやり取りを通じて、海の持つ特別な意味や重要性についての理解が深まっていく様子が伺えました。
その後、地元講師の松本富雄氏によって、アニメの舞台である天竜川について具体的な説明が行われました。「なぜ天竜川という名前になったのか」「過去の災害の歴史」といったテーマについて話が進む中で、子どもたちは知らなかった情報を耳にし、興味深く聞き入っていました。
子どもたちの感想
参加後には、子どもたちが感じたことを発表する時間も設けられました。彼らは以下のような声を寄せました。
- - 「長野県には海がないから、海のことをもっと知ることができて良かった!」
- - 「天竜川で洪水が起きたことを知り、昔は怖いことがあったんだな。」
- - 「河童のアニメが可愛かった!」
小さな子どもたちでも、しっかりと自分の意見を持ち、学びに貪欲な姿が印象的でした。
プロジェクトの意義
「海ノ民話のまちプロジェクト」は、海に関する民話を通じて地域コミュニティの理解を深めるだけでなく、次世代に海を引き継いでいく事業でもあります。アニメに込められた物語と教訓は、今後も多くの子どもたちに影響を与えることでしょう。
公式サイト
こちら では、「うしろむき弁天ものがたり」に関する情報や活動の詳細が確認できます。また、プロジェクトの配信動画もYouTubeで楽しむことができます。子どもたちに海を紹介する素敵なアニメをどうぞご覧ください。
日本財団の「海と日本プロジェクト」も同様に、海を次世代へと引き継ぐための取り組みを続けています。私たちも是非、そのアクションに参加してみませんか?