全国の産業と商業の実態を把握する経済センサスが始まる

経済センサス‐基礎調査と商業統計調査の実施について

平成26年7月1日、総務省と経済産業省は、経済センサス‐基礎調査と商業統計調査を一体的に実施します。これにより、全国の各産業における事業所や企業の基本的な構造を明らかにし、経済状況をより深く理解することが目的です。

経済センサス‐基礎調査とは

この調査は、すべての産業分野にわたる事業所や企業の従業者規模などの基本情報を全国レベルおよび地域ごとに収集します。得られたデータは、様々な統計調査の母集団情報としての役割も果たします。

商業統計調査の目的

商業統計調査では、商業活動を行う事業所の詳細な情報を集め、産業分類や従業者規模、地域別に従業者数や年間商品販売額などを把握します。これによって、日本の商業の現状を理解し、商業に関する施策の基礎となる資料が確保されます。

調査への協力の促進

調査は、支社を持つ企業には本社などに調査票を郵送し、単独事業所に対しては調査員が直接訪問して調査票を配布する形で行われます。調査票の配布は平成26年6月末までに完了し、調査は7月1日以降にお願いしています。また、オンラインでの回答も奨励されています。

詳細情報の提供

調査票の関係書類は、色別の封筒で送付されます。黄色の封筒で受け取った企業は実施事務局サイトを、青または緑色の封筒で受け取った事業所は、キャンペーンサイトを見ることで詳細を確認できます。

疑問点がある方は、配布された書類に載っているコールセンターにお問い合わせください。

調査結果の重要性

調査結果は、国内外の様々な施策に活用されることになり、国の行政施策をはじめとする地域産業の振興や商店街の活性化など、多岐にわたって利用されます。また、民間企業の経営計画の策定にも貢献し、我が国の社会全体の発展をサポートする重要な資料となるでしょう。

この機会に、皆さまのビジネスが今後どう展開していくかを考えつつ、調査への積極的な参加をお願いいたします。