2026年7月28日、熊本県熊本地方で発生した最大震度7の地震により、広範囲にわたる断水が発生しました。この困難な状況下で、株式会社レスキュープラス(茨城県鹿嶋市)は被災地の住民を支援するため、移動式浄水装置「水こうじょう」を緊急で貸与することを発表しました。
「水こうじょう」は、浄水プロセスを迅速に行える装置であり、特に災害時の迅速な対応が求められる状況において有効です。現在、熊本県内には「水こうじょうⅡ型」が設置されており、稼働の準備が進められています。このモデルはろ過・殺菌ユニットと製袋ユニットの2つのユニットから構成され、1分間に最大30パック(1時間あたり1,800パック)もの500ml飲料水を製造する能力を持っています。これにより、給水車の到着を待つことなく、新鮮な水を迅速に届けることが可能になります。
さらに、東京都葛飾区に保管されている最新型の「水こうじょうⅢ型」についても、現地の状況に応じて熊本県内への運搬を進める準備が整いつつあります。この「Ⅲ型」はコンパクトな設計で、ろ過・殺菌ユニットと製袋ユニットが一体化しており、約580kgという軽量設計が特徴です。1分間に16パック(1時間あたり960パック)の500ml飲料水を製造でき、井戸水やプール、河川水などの水源からも浄水が可能です。これによって、給水車が入れない地域や、容器の持参が難しい避難所でもスムーズに水を供給できるようになっています。
「水こうじょう」の利用にはいくつかの大きな利点があります。まず、現地で浄水できるため、大量のペットボトルの備蓄が不要となり、その結果、ゴミの問題も解決されます。また、パック詰めで提供されるため、住民は容器を持参する必要がありません。さらに、殺菌処理フィルムを使用しており、現地調達した水を安全な水に変えることができます。使用後のパックもコンパクトになるため、廃棄物の量を大幅に削減できる利点もあります。
今後、レスキュープラスは現地の断水状況や水需要に応じて、稼働状況や配布エリアを随時更新していく方針です。被災地の皆さまが一日でも早く安心して水を享受できるよう、行政や自衛隊などと連携し、対応を進めていくとのことです。### お問い合わせ先
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