日本被団協のノーベル平和賞受賞に寄せる生活協同組合の談話

日本被団協がノーベル平和賞を受賞

今回、日本被団協が栄誉あるノーベル平和賞を受賞する運びとなり、生活協同組合は心から祝意を表しています。この受賞は、被爆者の方々が経験された歴史の重みと、彼らの声を届けるための努力が国際的に認められたことを意味します。

被爆体験の継承と国際会議での活動

被団協は、被爆者の体験を伝え、平和の大切さを広めるために長年にわたり多くの活動を行っています。私たち生活協同組合も、彼らの活動に賛同し、国際会議への代表派遣や、原爆展の開催を通じて、共に歩んできました。これらの活動は、核兵器廃絶を目指す私たちの重要な一歩であり、平和な未来を志向する共有の願いを実現するための重要な手段です。

平和のための活動の過程

生活協同組合は、「平和とよりよい生活のために」をスローガンに掲げ、戦争や核兵器のない世界を夢見て多角的に取り組み続けています。特に、2015年のNPT再検討会議では、日本被団協と合同で派遣団を結成し、国際社会に向けた声を高める努力を行いました。さらに、2022年のNPT再検討会議でも共に活動し、被爆者の声を国際的に発信する重要な役割を担ってきました。

この度の受賞にあたり、私たちは非常に嬉しく思うと同時に、被爆者の皆様が抱える問題への理解を一層深め、支援を続ける使命を再認識しています。

核兵器廃絶を求める呼びかけ

私たちは、現在の国際社会の厳しい状況を受け、世界の指導者たちに核兵器の廃絶を求め、戦闘行為の即刻停止を強く訴えます。今日の状況は、被爆者の過去の経験や、彼らによって継承された教訓がより一層重要であることを示しています。

この機会を通じて、私たちは平和の確立と共にある未来に向け、被爆者支援を一層強化し、アクションを起こしていくことを誓います。私たちの活動が、多くの人々へ平和のメッセージを届ける手助けとなることを願っています。