新たな創造の可能性を広げる3Dモデリングソフト「Geomagic Freeform」v2025
2025年1月27日、株式会社システムクリエイトが、ベルギーのOQTON社によるデジタル彫刻および有機的な形状モデリングのための3Dソフトウェア「Geomagic Freeform」の最新バージョン、v2025をリリースしました。この新バージョンは、様々な機能強化や新機能の追加が施されており、製造、デザイン、解析の分野における利用がいっそう充実しています。
新機能の多彩さ
サーフェスラティスの導入
「Geomagic Freeform」v2025では、新たに導入された「サーフェスラティス」機能が目を引きます。この機能は、ボロノイパターンを使用してモデルの表面に沿った3Dカーブネットワークを構築することを可能にし、ユーザーは有機的なデザインを制作した後に、さらに「Pipe」や「Ridge」といったツールでジオメトリに変換することができます。これにより、形状の自由度が増し、創造的な作業が促進されます。
穿孔機能の追加
新バージョンでは、デザインに穴を追加する「穿孔」機能も搭載されています。ユーザーはパターン化された穴を既存のデザインに簡単にプラスできるほか、穴のあるシェルジオメトリを新たに作成することも可能です。この機能では、穴の形状、サイズ、間隔を自在に制御できるため、デザインの細部にわたる調整が行えます。
ミラーメッシュとミラープレーンの機能
「Geomagic Freeform」v2025では、モデルをミラーリングするための新しいツールも追加されました。「ミラーメッシュツール」では、既存の平面や座標系を利用してメッシュのミラーリングが行え、より効率的にデザインを作成できます。一方、「ミラープレーンツール」では、既存の平面を基にしたシンプルなインターフェースを通じて平面のミラーリングが可能です。
3D測定機能の強化
この新バージョンでは、3D測定機能の向上も見られます。新たに追加された「継続測定」オプションにより、距離や厚さ、角度、スライスの測定値がオブジェクトリストに保持され、ユーザーがルーラー機能を離れた後も視覚化されます。これにより、測定作業がさらに便利になります。
個別ピースの強化
複数の3Dカーブループや平面、パッチを用いて、一度の操作で一つのピースを複数のピースに分離する機能も追加されました。これにより、デザインの柔軟性が高まり、ユーザーはより効率的に作業を行えるようになります。
カスタムライブラリのサポート
新たな「マイパーツライブラリ」により、ユーザーはファイル開くおよびインポートの際に、従来の手間を省き、ワンボタンでライブラリにアクセス可能です。この機能は、作業効率を大幅に向上させるでしょう。
システムクリエイトについて
株式会社システムクリエイトは、大阪府東大阪市に拠点を置き、ものづくり企業のためのソリューションプロバイダーとして、3Dプリンターや3Dスキャナー、CAD/CAMソフトウェアなど、幅広い製品とサービスを提供しています。同社は、単なる製品の販売ではなく、技術的なサポートやトレーニングも行い、業界全体の成長に寄与しています。
注目の「Geomagic Freeform」v2025は、クリエイティブな作業を行うデザイナーやエンジニアにとって、大いに役立つツールとなるはずです。新たな機能を活用して、次世代のデザインやものづくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。