新宿マルイ本館で登場するエコな缶コレクション
新宿マルイ本館にて、エコアクションを推進する新たな缶コレクション『推し活缶コレクション』が3月11日より販売開始されます。この話題のコレクションには、側島製缶株式会社が手がけるカラフルな缶『Canday(キャンディ)缶』が登場し、絶え間ない人気を誇ります。
Canday缶の再評価
Canday缶は全16色を展開し、約10年前に販売を開始しました。しかし、当初はBtoBビジネスでの販売に苦戦し、一時は製品を廃棄処分する計画もありました。ところが、Twitterにその派手な色合いの缶が投稿されたことで大きな話題を呼び、昨年末からはネットショップでの販売もスタートしました。これにより、側島製缶は新たな顧客との取引を築くことにも成功しました。
缶カンの進化と新たな市場
これまで一般的に缶は、乾物やお菓子などの包装資材として使われてきました。しかし、近年は中国製品の増加や原材料の価格上昇など、様々な要因が影響し、業界全体が厳しい状況に直面しています。そのような中で、側島製缶が自社製品を実店舗で直接販売するのは過去にほとんど例がなく、業界にとっても重要な試みとなっています。今回のコレクションでは、全4種類の缶が用意され、税込み価格は以下の通りです:
- - ラウンド缶:737円
- - スクエア缶:1100円
- - ワーク缶:1650円
- - トール缶:1100円(新発売)
特に新作のトール缶は、Twitterで話題になった筒型のデザインを元に、様々なニーズに応じた形状に改良されています。例えば、「ぬいぐるみを入れたい」「フィギュアを飾りたい」という声に応えた製品となっています。
環境意識の高まりと企業の挑戦
側島製缶の担当者、石川貴也さんのコメントによると、製品を守るための容器としての従来の缶の役割は時代の変化と共に縮小しているとのこと。それでも、缶は高いリサイクル率を誇るエコフレンドリーな製品であり、その価値を再認識しようとしています。堅調な環境運動の中で、缶を単体の商品として販売することで、エコへの貢献と共に、新たな記憶の場を提供することが目標とされています。この取り組みは、ビジョンに掲げる「宝物を託される人になろう」という理念にも通じており、彼らは常に人々の想いを大切にすることを念頭に置いています。
終わりに
この『推し活缶コレクション』は、新宿マルイの「POP UP SPACE supported by BASE」での実物展示に加えて、ファンとの交流を生む良い機会となるでしょう。環境に配慮した新たな取り組みが、どのように評価されるのか、ぜひ注目したいところです。