grasysが全従業員に10万円支給、在宅勤務環境を支援する取り組み
クラウドインフラの導入・運用を手がける株式会社grasysは、新型コロナウイルス対策の一環として全従業員に一律10万円の支給を決定しました。この施策は、在宅勤務環境の最適化を支援し、社員の生活に少しでも寄与することを目的としています。
先手を打つ取り組み
新型コロナウイルスの影響が広がる中、grasysが積極的にリスクを予測し、先回りして動いてきたことは評価に値します。例えば、都知事が外出の自粛を呼びかける前の1月から、社員に在宅勤務を促していました。また、出社を余儀なくされる社員には、時差出勤を勤務形態として取り入れるなど、社員の安全を守るためのさまざまな取り組みが行われました。さらに、2月には各社員の自宅へ7日分の非常食を配布する手配をし、食料の買い占めによる不安を和らげる努力もしています。
ノー出勤デーの導入
grasysでは以前から特定の日に在宅勤務を許可する「ノー出勤デー」を設けており、これによりリモートワークへの移行がスムーズに進みました。リモートワークの環境を整えるための施策が多くの社員に定着しており、健全な業務運営をサポートしています。
在宅勤務手当の支給
4月20日からは、在宅勤務を行う全従業員に一律10万円を支給する方針が決定されました。この手当は、在宅勤務環境を充実させるためのツール購入や、食料品の高騰への対策として役立ててもらうことを目的としています。経済が低迷する中で、社員が安心して働ける環境を整えることと、経済活動の活性化につながることが期待されています。
手当の発表に対し、社員からはネットワーク環境の強化や作業用の設備の購入に使いたいという声が多く寄せられています。単に在宅勤務を指示するだけでなく、実際に効率良く働ける環境を整えることが企業としての責務だと再認識されました。
今後の方針
社会全体が不要不急な外出を控え、オンラインサービスの需要が高まる中、grasysはITインフラを支えるサービスを提供する企業として、今後も社員と顧客にとっての最善策を見出していく方針です。在宅勤務を行う中でのコミュニケーション支援や、柔軟な勤務体制の構築が重要性を増すと考えています。
企業情報
株式会社grasysは2014年に設立され、現在28名の従業員が在籍しています。技術者集団として、業界の最新技術を取り入れる姿勢を持っており、Google Cloud Platformのサービスパートナーとしても活動しています。
公式サイト:
https://www.grasys.io/
新型コロナウイルスの影響を受けつつも、grasysは社員の安全確保と便宜提供を両立させながら、質の高いサービスを持続的に提供し続けることを目指しています。