新防災アプリ!
2011-10-17 13:00:01
AR技術を駆使した防災アプリ「ARハザードスコープ」が登場!
AR技術を駆使した防災アプリ「ARハザードスコープ」が登場!
株式会社キャドセンターは、東日本大震災以降の防災意識が高まる中、革新的なiPhoneアプリ「ARハザードスコープ」を発表しました。このアプリは、GPS情報と連携し、実際の風景に防災情報を重ねて表示することで、災害時の行動をサポートします。
ARハザードスコープとは何か?
「ARハザードスコープ」は、iPhoneのカメラを使用して撮影した映像に、今いる場所の防災情報をリアルタイムで表示するアプリです。AR(拡張現実)技術を利用することで、直感的かつ視覚的に防災情報を理解できるようになりました。
具体的には、例えば浸水の危険がある地域では、実際の風景に浸水の高さを合成して表示することが可能です。この機能により、災害の脅威を実感し、自分自身や周囲の人々に対する防災意識を促す効果が期待されます。
詳細機能の紹介
1. 現在地の防災情報を自動表示
GPS機能をオンにすることで、今いる場所に適した防災情報が自動的に表示されます。これにより、ユーザーは迅速に必要な情報にアクセスでき、判断を下す手助けとなります。
2. 複数ハザード情報の切り替え
このアプリでは、津波や洪水、地震などのハザード情報を必要に応じて切り替えることが可能です。特に、緊急時には必要な情報だけをすぐに確認できるため、冷静な判断が求められる状況でも頼りになります。
3. ズーム機能による詳細確認
ユーザーは特定の位置の詳細情報を確認するために、ズームイン・ズームアウトが可能です。これにより、狭い範囲の危険情報を深く掘り下げたり、広範囲の状況を俯瞰したりと、状況に応じた情報把握が実現します。
初公開の展示会について
このアプリは、2011年10月19日から開催された危機管理産業展「RISCON2011」で初めて一般公開されました。展示では、東京都千代田区神保町付近のハザード情報が示され、参加者からの注目を集めました。今後は、リアルタイムの防災情報や音声ガイドなど、さらなる機能の追加が計画されています。
利用シーンと活用するメリット
「ARハザードスコープ」は、学術機関や自治体の減災対策に役立つだけでなく、教育機関での防災避難教育や地域特有の教育活動、さらには防災イベントでの活用やハザードマップの可視化など、さまざまなシーンでの応用が期待されています。キャドセンターでは、特定地域の防災情報を組み込んだアプリ開発も承っており、将来的にはAndroidへの対応も予定されています。
AR技術とは?
AR(拡張現実)は、現実の環境に情報を追加する技術です。コンピューターグラフィックスや動画を実写の映像にリアルタイムで合成し、スマートフォンやタブレットの画面上に表示することが可能です。この技術のおかげで、ユーザーはより直感的に情報を受け取り、活用できるのです。
株式会社キャドセンターについて
キャドセンターは、先進的な3Dビジュアライゼーション技術を基に、CGやVRコンテンツ、自社開発ソフトの提供を行っている企業です。公共分野においても数多くの実績があり、地域の防災対策に貢献しています。気になる方は、公式サイト(http://www.cadcenter.co.jp)をご覧ください。
このように、AR技術を駆使した「ARハザードスコープ」は、我々の生活をより安全にするための新たな挑戦です。今後の進化に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社 キャドセンター
- 住所
- 東京都港区芝2-1-28芝アネックスビル3F
- 電話番号
-
03-6699-0181