HAI ROBOTICS、新型自動倉庫システム「HaiPick Climb」を発表

HAI ROBOTICSが新たな一歩を踏み出す

2023年3月18日、HAI ROBOTICSが中国と日本で新しいトートロボットシステム「HaiPick Climb」を発表しました。この革新的なシステムは、倉庫自動化におけるゲームチェンジャーとして期待されています。HaiClimberは、従来のどの自動倉庫とも異なるアプローチを取り入れ、物品を人まで届ける体験を提供します。これにより、倉庫業界は新たな革新の段階へと進化を遂げることとなります。

革新的技術の核心

新しいHaiPick Climbシステムは、HaiClimberとそれに関連するワークステーション、ラック、トート、さらにHaiQスマート倉庫管理プラットフォームで構成されています。HAI ROBOTICSの創業者でありCEOの陳宇奇氏は、自動化システムが抱える複雑さを解消し、ユーザーにシンプルで効率的な体験を提供することを目指してこのシステムを開発しました。これにより、企業は急速に変化するビジネス環境に適応することが可能になります。

柔軟かつ効率的な運営

HaiClimberは、ラックを自在に昇降し目標のケースを正確にピッキングできます。これにより、商品の出庫や入庫、棚卸しそして仕分け作業が効率的に行えます。システムは自動化機器の導入を大幅に簡素化し、特別な土地や設備を必要とせずに、迅速に自動化倉庫を構築できます。このシステムは、工場や倉庫の運営効率を飛躍的に向上させ、ビジネスの成果をもたらすことが期待されます。

対応力と成長性の向上

HaiPick Climbシステムは、ビジネスの成長と所在地の変化にしっかりと対応し、必要に応じて柔軟に拡張できる能力を持っています。ロボットを追加することでスループットを向上させ、業務の業容を拡大することが可能です。作業内容を途切れさせることなく、業務効率を最優先します。

高度なスループットと保管効率

HaiClimberは、1000㎡のエリア内で約4000箱のトートを処理する能力を持っています。特急対応が求められる際も、わずか2分でトートをワークステーションに届けることができ、迅速な交付が可能となります。また、ラックの間隔を0.85mまで縮小できるため、最大で30,000個の保管ロケーションを提供し、倉庫全体のスペースを最適化します。

各業界への適用

この新しいシステムは、アパレル、越境EC、医薬品、化粧品など、多岐にわたる業界で需要に応えています。たとえば、アパレル業界ではSKUの多様性に対応し、高品質な保管と迅速な出庫を実現することで、供給チェーンの基盤を強化します。また、越境ECでは倉庫賃料や人件費を削減しつつ、業務効率を向上させる役割を果たします。医薬品業界でも、高効率な入庫と出庫を可能にし、デジタル倉庫の実現をサポートしています。

未来の展望

HaiPick Climbシステムの登場は、ただの技術革新にとどまらず、倉庫業務の未来を切り拓く可能性を秘めています。HAI ROBOTICSのVPである劉敬涛氏は、新システムが安定しており、柔軟であることを強調し、効率化された運営が実現可能であると語ります。これからの自動化分野において、HAI ROBOTICSはさらなる革新を追求し続けます。次なるビジネスの可能性を切り拓くために、同社は進化し続けるでしょう。

新製品に関する詳細情報は、HAI ROBOTICSのPRチームにお問い合わせください。プレスリリースやお問い合わせ先は、当社のウェブサイトにてご確認いただけます。