iU組織研究機構の設立とその意義
2024年8月1日、情報経営イノベーション専門職大学(iU)は、東京都墨田区にて「情報経営イノベーション組織研究機構」(iU組織研究機構)を設立しました。この機構は、学長の中村伊知哉によって運営され、人的資本経営の分野で様々な組織の支援を行うことを目的としています。
iU組織研究機構とは?
iU組織研究機構は、大学の持つ知識や資源を活用しながら、企業や行政と連携して迅速な実務支援を提供できる機関です。特に、人的資本経営や新しい雇用制度など先進的な雇用に関連する領域での取り組みを強化することで、スタートアップから大企業までの経営を支援しようとしています。
目的とその活動
この機構の主な目的は、人的資本経営の推進やビジネスと人権の整合性を実現し、新たな雇用政策の策定を行うことです。また、活動の成果を大学教育や社会への発信にも活用することが期待されています。
スタートアップ支援プログラム
iU組織研究機構では、特にスタートアップに特化した支援プログラムを用意しています。このプログラムは、IPO(新規上場)に向けた人的資本の経営技術を学ぶ機会を提供するものです。スタートアップは、成功に向けた多くの組織技術が求められ、一方で使えるリソースや知識を持たないことも多いため、iUのリソースを活かしてそれを補うことが狙いです。
企業向け認証制度
さらに、中~大企業向けに人的資本経営の認証制度も設立予定です。優れた取り組みを評価し、それを公式に認証することで、企業自体の信頼性向上やブランド価値の向上に寄与することを目指しています。この制度は、企業が良い働き方を実現する手助けとなるでしょう。
組織体制
代表理事には、iU客員教授の松井勇策氏が就任しました。彼を中心に、理事やメンバーが集まり、多様な知見を持った専門家との連携を図っています。また、メディア・コンテンツ・ビジネスに関する研究を行うiU専任教員の松村太郎氏も参画しており、次世代社会基盤の研究にも取り組んでいます。
まとめ
iU組織研究機構の設立は、多くの企業にとって新たな機会をもたらす一歩です。スタートアップから中~大企業まで、質の高い人的資本経営が実現できる環境を整えることで、各組織の持続的成長を助けることを目指しています。
この取り組みは、社会全体の雇用環境の改善に寄与し、次世代の働き方や組織の在り方をリードしていく期待がかかっています。