さくら構造株式会社、革新的な補助金を獲得し新たな挑戦へ
さくら構造株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:田中真一)は、厳しい競争を勝ち抜き、「中小企業成長加速化補助金」の採択企業となりました。この補助金は、経済産業省が支援するもので、成長性や革新性のある事業計画を持つ企業を対象としています。本年度の応募は1,270件に達し、中から207件が選ばれるという倍率の中での成功は、さくら構造の確かな技術力と将来性を示すものといえるでしょう。
採択された事業内容
今回採択された事業は、「木材と鉄骨のハイブリッド!国内売上の拡大と海外進出を見据えた設計拠点の強化事業」です。さくら構造は、独自の新構造設計技術「セレクトウッド」を札幌に新しく建設する本社オフィスに実装・実証します。この新社屋は、技術の信頼性を可視化し、構造設計の高度化を推進する重要な拠点となる予定です。
「中小企業成長加速化補助金」は、成長や革新に富む事業計画を持つ企業への支援を目的としており、設備投資や研究開発、人材確保が対象です。採択率は約16%であり、この制度による支援を受けることで、さくら構造はさらなる成長を目指します。
これからの展望
さくら構造は、2034年までに売上高100億円を目指すとしています。これを実現するため、構造設計の高度化と新たなサービスの提供、さらには海外展開を視野に入れています。今回の補助事業を通じて、木造建築にも独自基準「TSUYOKU」を適用し、次世代耐震設計を実現する考えです。特に新工法「セレクトウッド」によるハイブリッド構造は、耐震性とコストの最適化を可能にします。
新しいオフィスの完成に際しては、完成お披露目会も開催予定で、自社の技術を広く知らせる機会となるでしょう。さくら構造は、「地震にこそ、強い自信を」という信念を掲げており、北海道に本社を置きながら全国規模での受注体制を整え、「雇用は北海道で、収益源は全国に」という新しいビジネスモデルを実現しようとしています。
代表者のコメント
代表取締役の田中真一氏は、本補助金の採択はさくら構造が長年培ってきた技術力と成長ビジョンを評価された結果であると語ります。「私たちは建物の安全を支える存在であり、国内外で信頼される構造設計事務所を目指しています。技術革新と人材育成に力を入れていく所存です。」と強調しています。
さくら構造は、責任を持って地域経済に貢献できる企業として、さらなる飛躍を遂げることでしょう。そして、この挑戦が私たちの日常にどのような影響をもたらすか、今後の動向が楽しみです。