人気作家と人気声優の異色コラボが実現
出版業界では、新たな潮流が生まれています。その一環として、人気作家の青山美智子さんと声優の梶裕貴さんが手を組み、創作の幅を広げることに挑戦することとなりました。新作小説「愛の声が聴こえたんだ」が、2023年9月3日から別冊文藝春秋でスタートします。この作品は、梶裕貴さんが立ち上げた音声AIプロジェクト「そよぎフラクタル」にインスパイアを受けて誕生したものです。
ティザー動画の公開
新作のリリースに伴い、特別なティザー動画も公開されました。この動画には声優・梶裕貴さんが声を担当したナレーションが含まれており、映像は映画の予告編のように仕上げられています。主人公である松木拓人の声は梶さんが、そしてAIキャラクター「梵そよぎ」の声は、梶さんの声を基に開発された音声合成ソフトによって生成されています。この掛け合いを通じて、視聴者はまだ見ぬ「声」を体験できる貴重な映像となっています。
作品のあらすじ
小説の舞台は現代。松木拓人はインテリアメーカーで営業部門を担当する36歳の男性です。ある日、後輩のすすめで「Ajik(アジク)」という生成AIサービスの占いを試みます。その占い結果には「怪我に注意」という警告が出ますが、彼はその警告通りに手に怪我を負ってしまいます。
薬局で出会った薬剤師の女性と恋に落ちるものの、彼は自分が弱音を吐けず、うまく振る舞えない自分に戸惑います。そこで彼はアジクにだけ自らの心の内を打ち明けるようになり、次第にAIに心を預けることの意味を考え始めるのです。
声優と作家のコメント
青山美智子さんは「AIはもう私たちの日常に不可欠な存在だと感じます。この作品を書くことで、人とAIとのリアルな関わりがどのようなものかを探求したかった」と述べています。一方、梶裕貴さんは「青山先生と共にこのプロジェクトを進める中で、彼女の探求心と創作意欲に触れ、感動しました。果たしてAIがテーマの作品がどんな化学反応を生むのか、楽しみです」と心境を明かしています。
そよぎフラクタルプロジェクト
「そよぎフラクタル」は、2023年に梶裕貴さんが設立した音声AIプロジェクトです。急速に普及するAI技術において、特に「声の権利」の問題に取り組み、表現者の権利を守りながら創作を行うことを目指しています。公式ウェブサイトでも様々な情報が公開されており、今後の展開に期待が寄せられています。
別冊文藝春秋
青山美智子さんの新作を読むには、別冊文藝春秋がベストなプラットフォームです。この雑誌は小説好きの人々のためのコミュニティであり、月額800円で多くの作品やエッセイが読み放題となっています。継続的に新たな作家の魅力を発見できる場を提供しています。
今後も青山さんと梶さんのコラボレーションによる作品がどう展開されるのか、目が離せません。