TuxeraのFusion SMBがNAB Show 2025で受賞
Tuxera Japan株式会社は、米国ラスベガスで開催された「NAB Show 2025」において、自社の革新的なファイル共有技術「Fusion SMB」がクラウドコンピューティングおよびストレージ部門で「Product of the Year」を受賞したと発表しました。この賞は、メディア・エンターテインメント業界が抱える特有の課題に対してTuxeraが提供した技術の革新性と実用性が高く評価された結果です。
受賞の背景と専門家の意見
NAB Show 2025の中で、TuxeraのEnterprise Storage Technical Officerで元MicrosoftのSMBプロトコルアーキテクト、Ned Pyleが国際放送製造者協会(IABM)のImpact Stageに登壇しました。
彼は「私たちのストーリーは生産性の向上に関するものであり、プログレスバーを待たなくても済む環境を提供したい」と述べ、Fusion SMBの特徴を強調しました。この技術は、Windowsクライアントで最大22GB/秒、Macで8GB/秒の速度を実現しており、クリエイターたちに待機時間を減らし、制作活動に集中できる環境を提供しています。
実証デモの成功
同社ブースでは、Fusion SMBの実力を示すためのデモンストレーションが行われ、その様子は注目を集めました。20年以上のメディア業界経験を持つMarket Development ManagerのDuncan Beattieが中心となり、Mac環境でのDaVinci Resolveを使ったレンダリングやDPXストリーム再生などのデモで、持続的に5GB/秒以上のスループットを達成しました。
さらに、Fusion SMBはWindowsクライアントにおいてはRDMAネットワークを利用し、20GB/秒を超える転送速度を達成しました。オープンソースの代替技術と比較しても2倍以上の性能を誇り、4Kや8Kの高解像度コンテンツ処理においても生産性を向上させる優れたソリューションであることが実証されました。
セキュリティの未来を見据えて
Fusion SMBは、今後の量子計算時代を見越した暗号化オプションも搭載しており、今後数十年にわたり高いセキュリティを提供すると期待されています。
代表者のコメント
Tuxera Japan株式会社の代表取締役、黒子真佐志は次のようにコメントしています。「私たちは組込みシステムやエンタープライズストレージ、クラウドコンピューティング分野で多くのお客様のニーズに応えてきました。Fusion SMBがメディア・エンターテインメントの業務において、革新的なユーザーエクスペリエンスを生むことを証明できたのは誇りです。これからも国内市場でビジネスイノベーションを加速するために貢献を続けます。」
今後の展望
この度の受賞とNAB Showでの高評価は、Fusion SMBがメディア業界における非構造データ処理の分野でますます重要な役割を果たすことを示しています。日本市場においても、コンテンツの急増や制作ワークフローの複雑化に対応するために、パートナー企業や顧客との協業を強化し、最新かつ安全なファイル共有技術を提供することを目指します。
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