ラキールとパトスロゴスがタッグを組み人事業務を革新する

株式会社ラキール（東京港区、代表取締役社長：久保努）と株式会社パトスロゴス（東京都品川区、代表取締役CEO：牧野正幸）は、企業の人事戦略を強化するための業務提携を発表しました。この提携により、両社は大企業が抱える複雑な人事業務の課題を解決し、競争優位性を確立する支援に取り組んでいく方針です。

業務提携の背景

近年、日本企業は労働人口の減少や多様な働き方の普及により、人材獲得の競争が激化しています。このため、エンプロイーエクスペリエンス（EX）の向上は企業にとって不可欠な課題となっています。しかし、多くの大手企業が導入した制度は複雑化し、それが運用負荷を増大させ、かえってEXの低下を招いているという逆効果を生んでいます。

このような厳しい状況の中で、ラキールとパトスロゴスの業務提携は、よりシンプルで持続可能なシステムの構築を目指し、双方の強みを活かした最高レベルのHRソリューションを提供することを狙いとしています。パトスロゴスが展開するHR共創プラットフォーム「PathosLogos」と日本企業の生産性を最大化する大企業向けSaaS「Combosite」を通じて、情報の一元管理が可能になります。

業務提携の具体的な内容

この提携に基づき、以下の2つの協業を開始します。まず一つ目は、ラキールの統合型人事システム「LaKeel HR」と、パトスロゴスの「Combosite人事給与」を連携した統合ソリューションの提供です。この連携により、大企業の人事システムの業務カバー率が向上し、これまでの複雑な制度対応が容易になります。

二つ目は、「Combosite人事給与」の機能拡張において、ラキールがアドオン開発を行うというものです。個社特有の制度に対応するための機能追加をラキールが担うことで、複雑な要件にも迅速に対応できるようになります。これにより、「Combosite人事給与」の利用がさらに拡大し、企業の人事業務に新たな可能性を引き出すことが期待されています。

今後の展望

両社は、提携を通じて日本の大企業が直面する人事・労務業務の課題解決に取り組むと同時に、人事部門が戦略に専念できる環境づくりを進めていく方針です。これにより、企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を加速させ、労働市場における競争力を高めることを目指しています。双方のCEOも過去の経験から、企業のDX推進における人事の重要性を強く認識しています。

さらに、両社は定期的に経営者による対談企画「My Voyage」を実施しており、パトスロゴスの牧野CEOも参加する第10回では、「時代遅れな人事にならない方法」というテーマでディスカッション行いました。彼の経験を通じて、企業システムの未来や人事の役割についての具体的なインサイトを得ることができます。対談の模様はこちらからご覧いただけます。

この業務提携は、日本企業の未来を見据えた重要な一歩であり、双方のビジョンが一つの形となることが期待されています。今後も日本における人事業務の未来を切り開くために、ラキールとパトスロゴスは力を合わせて取り組んでいきます。